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2007年10月12日

●ワクワクすること。

気が付けば誕生日まで1ヶ月を切り、いよいよ37歳が目前に。
そんなタイミングで、いま仕事の面白さを感じています。
今日は表参道の某所でO氏・O君と、企業経営についての懇談。
事業ポートフォリオの確認から、戦略・戦術の検討、売上げ予測と販売管理費政策。
資本計画・要員計画から最後は会社の名前の付け方まで、討論内容は多岐に渡りました。

企業経営に携わるようになって、これまで如何にサラリーマン組織の中で
自覚無く仕事をしていたかを痛感しました。もしかしたらその「経営的視座」を得たことが
僕のこの7ヶ月の最大の収穫かもしれません。

まだ若いO君に僕が繰り返し話をしたのは、『給料分稼ぐこと』に意味はない、というポイント。
一定規模の会社を維持するには、人件費の他に販売管理費が発生しています。
オフィスの賃料や光熱費、電話やコピー機などの設備コストや、総務・経理担当などの
バックオフィスの人件費。こういった販売管理費は、最終的に生産部門(営業でも制作でも)
のスタッフへその人件費に応じて再配分され、「その人のコスト」になる訳です。
勿論諸々の業務上の支払いコストもありますよ。

つまり、スタッフが最低限稼ぐべき額は、
「その人のお給料+仕事をする上での支払いコスト+その人に見合った販売管理費」
…になる訳です。これを理解できていないサラリーマンは意外と多いのです。
特に大きな組織、売上げの大きな組織に長く居た人ほどその傾向が強い。
生産部門に従事するスタッフが多く、チームプレイが業務の主軸になるため、
ヘタをすると自分の給料分稼げなくても会社はお給料をくれる…という事がある訳です。

しかし、ベンチャーではそのことを全員が常に意識していないと危ない。
営業が出来ないなら制作能力で、制作が出来ないなら営業能力で個々人がペイしなければ
お給料は出せない訳です。
特に最近そのことに頭を痛めることが多いので、経営者になろうとしている人には
その辺を口を酸っぱくしてお話しています。
若いスタッフは、それでも将来的な価値向上を踏まえてそのペイラインを下げられますが
一定額以上の報酬を取っているスタッフには、特にそのことを意識してもらわなければ
最終的にその雇用を維持する意味がなくなってしまいます。

なので、今日懇談したお二人には「全員が売上げを出せる組織造り」、そして
「販売管理費の抑制によるリスク回避」を重視した経営計画をお話しました。
特に僕らのようなメディア系・コンテンツ系ビジネスは、上記の2点を維持しやすいので
注意さえ怠らなければ、比較的早く経営を軌道に乗せられるはずです。

サラリーマン時代は殊更に現場主義を標榜し、エアフレイムに移った時もその意識がありましたが
今は現場だけでなく、経営に関することに思索のウエイトを大きく置いています。
それはそれでやり甲斐もあり楽しいものです。勿論大変難しいことではあるのですが。

30代も後半に突入した数年前、何となく仕事を見切ったような気分になっていましたが
まだまだ甘いです。もっともっと研鑽しなければ。もっともっと成長しなければ。
自分と、自分の周りの人々を幸せにするために、まだまだ全力疾走したいと思います。