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2007年11月14日

●中長期戦略の重要性とか。

最近仕事をしていて痛感するのが、中長期戦略の重要性。
特に組織を統率するメンバーであれば、それを強く意識して業務に臨まなければいけない。
兎角目先の売上げや組織運営に気を取られて、その場凌ぎの施策が多いこと…。
現に僕の担当事業部門も、年内は良いものの年明けからの状況が思わしくない。
夏場、とにかく売上げを…!と、短期の営業対策のみに奔走した影響が出ている。
一方、短期間に沢山の案件を抱えすぎたことにより、スタッフにも随分無理をさせている。
担当役員として、自らの不明を恥じなければならない。

営業面においてもそうだが、特に経営の場合は組織を構築し、維持する戦略も重要。
要員計画だけでなく、従業員のスキルや意識の育成。社内モラルの確立。就業環境の向上。
適切なコスト設定と資金計画。将来の事業計画も見据えた資本投下…。
残念ながら、自分の足元もその周囲も、上記のような戦略についてのビジョンがない企業が多い。
先日、渋谷で懇談したT社長とも、「足元しか見えてないね…」と反省した。

短期的な視座しか持てないと、仕事の取り方、進め方、組織のあり方、お金の使い方など
全てが刹那的になるし、経営や上位スタッフの独断性(専横性)が目立つようになってしまう。
(しかも、その独断性を「決断力」と勘違いすることが多くなるような気がする。)
結果、人に優しくない組織と、長続きしないビジネスだけが残り、会社は衰退してしまう。

これは中小企業やベンチャーだけでなく、大手でも最近見られる傾向だ。
日々かしましい商品の偽装問題や、粉飾や違法行為などの不正業務問題も、
結局は「その瞬間の結果」だけを追求するその場凌ぎの施策の結果だろう。
即座に結果を出さないとスポイルされる、という過度の緊張が横行しすぎていて
上も下も、右も左も常にギスギスしている。

ただ逆に考えれば、中長期戦略を持ち、未来に結果を求める経営戦略が取れれば
営業・生産・労務・財務等の諸問題を解決し、ブレイクスルーできる、とも云える。
その過程においては、相当の我慢(耐久力)は必要だろうが…。

今夜、FM Salus(東急系)のN編成部長と話をしていた時に話題になった
東急グループにとっての渋沢栄一のような経営者を目指さなければいけない。
常に先を見て、そこに描いたビジョンから逆算して「いま為すべきこと」を決める。
それが、会社と社員、経営と株主を共に幸せにする為の大事なファクターなのだと思う。

今日、僕の大事な友人が、また一人斃れた。
4年前、僕が斃れた時と同じ病気で―。

そんなに個人を抑圧しなければ、企業は生き残れないのだろうか?
そこまで犠牲を払わなければ、企業は成長できないのだろうか?
経営に携わるものとして、そんな会社にだけはしたくないし、そんな会社には居たくない。
僕自身、既に沢山のスタッフに犠牲を要求してしまっている。
それを恒常化したり、仕方の無いものとは捕らえたくない。
もっと研鑽し、もっと頑張ろう。