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2008年01月13日

●近所の温泉に行って来たよ。

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別に宮前平が田舎なわけじゃないよ。

さて、本日は夕方から近所の温泉へ。
昨年末にオープンした「宮前平源泉 湯けむりの庄」に行って来ました。
この温泉施設、周辺のマンションから「スーパー銭湯建設反対!」の住民運動を
起こされていたのですが(今もあちこちにのぼりが立ってる)、意外と人気。
今日も入場するまでに結構待たされたりしました。

先にスーパー銭湯と書きましたが、僕が知っているそれらの施設とはちょっと違う。
温泉は天然温泉(加温はしてる)。建物は結構頑張って品の良い雰囲気で仕上がっており、
露天風呂だけでも4?5種類ありましたし、全体では16種類のお風呂があるとか。
休憩所のリクライニングチェアには小型のアクオスが全席に作りつけてあり、TVもOK。
子供相手のうすら寒いゲームコーナーのような安っぽいアトラクション類は一切なし。
駐車場も地代の高い宮前平にしては170台も確保してあり、使いやすい。
しかし、この施設で一番感心したのは下記の2点です。

<1>館内消費はバーコードで一括管理。
この手のスーパー銭湯は、ロッカーキーを手首に着けて歩き回る形が多いのですが、
ここは更に館内消費用のバーコードが付いたブレスレットも使います。
このバーコードで、岩盤浴やアロマ、マッサージなどのサービスだけでなく、
食事や衛生用品の購入、果ては風呂上りに飲むフルーツ牛乳の自販機まで予約&購入が可能。
つまり、ロッカーに貴重品を入れてしまっても不便なことは何もないのです。
退館時に全部まとめて精算できるから、スムーズに消費が出来て、財布の紐も緩くなる。
これはよく出来ているなと思いました。面倒くささは消費活動の敵だもんねぇ。

<2>館内の飲食サービスが極めて適正。
通常この手の施設だと、飲食サービスが「まずくて高い」のは当たり前…と思っていたら
ここの館内レストラン「心音(ここね)」は非常にしっかりして居りました。
豆腐料理を中心に、お魚やお肉・お野菜も結構凝った食材と調理になっていて、しかも旨い。
雲丹をあしらった湯葉なんて、近所の人気店「とうふ屋うかい」までには至らないものの
なかなかのお味でした。
お酒も充実しており、生ビールだけで2種類。焼酎は15種類ほど。梅酒が3種類もあって驚き。
そうなると、館内でのんびり飲み食いしても全然不満がないんですね。
また脱衣所の自販機も通常価格(100円?120円)で、温泉施設特有のボッタクリ価格には
なっていませんでした。これも感心。
スーパー銭湯で感じがちな不快感とは無縁でした。

またこの他にも、お土産品がお香やアロマグッズ・手ぬぐいなど、サービス内容と関連が深く
しかも「これ結構いいね!」と云えるレベルのラインナップでしたし、館内全体に流れる
BGMの選曲も、よく練られた印象を受けました。
結局、家人と二人で9,000円くらいの消費だったのですが、納得のいく料金でした。

この手のサービス産業は、どちらかというと本物の温泉宿と対抗する為に
安い料金でそれなりのサービス…という方向に行きがちな気がするのですが、
ここはかなり頑張ってサービスを磨き、付加価値部分で収益を上げるビジネスモデルのようです。
それは、比較的高額所得者が多い宮前平エリアでは正しい戦略だと云えるでしょう。
時折ちゃんとした温泉宿に行くだけの消費力はあるけれど、日常的にそれに近似するサービスを
受けられる施設が近所にあるなら、リピーターになってもいいな…と思えるでしょうから。

勿論、それだけのサービスを展開するには応分の資本投下が必要になってきますが、
これならば充分早いタイミングで回収できるでしょうし、利益も産めるでしょう。
この施設がオープンした当初の報道で見た売上目標は、最初無謀だ!と思っていましたが
実際に行ってみて、あながち無理なものではなさそうだ、と意識が変化しています。

市場が飽和したり、産業としてのあり方が成熟していたとしても
必ずイノベイティブな企画というのは出てくるものですね。
僕も負けずに企画力を磨いて、コンテンツ産業でのイノベイターでありたいと思います。