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2010年02月12日

●神は細部に宿る。

breguet0128.jpg
原寸に近い大きさの写真だと、殆ど解りません。

さて、先程のエントリーへのまー提督閣下のコメントでご紹介頂いた写真に触発され
本日撮影したブレゲ・クラシック(Ref.3210BB)の画像をフルサイズで見直しました。
そうすると、最早肉眼では解らない程の、恐ろしいほど細かい仕上げが見えてきました。
外径僅か30ミリのケースに収められた、小宇宙をお楽しみください。ウザい程のブレゲ礼賛です(笑)

3210-01.jpg

まずはスモールセコンドのインダイヤル周辺です。インダイヤル外周だけでなく
インデックスとセコンドマーカーの間にも、驚くほど細かい溝が切ってあります。
しかも、広い幅で溝を切ってからセコンドマーカーなどの輪を載せている訳ではなさそう。
肉眼でも殆ど解らない、幅僅か0.5ミリ程度の空間に込められた恐るべきこだわりです。

3210-03.jpg

そしてブランド銘が載るプレートの周辺(12時位置)。
インデックスすぐ内側の仕上げもさることながら、ただ単にプレートを載せているのではない
仕上げになっているのが解ります。これ、一体どういう状態になっているのでしょう?

また、文字盤中央のギョシェをLes Genevesのそれと比較していて気付いたのですが、
Les Genevesのギョシェは、ブレゲとは反対。つまり「盛り上がるギョシェ」ではなく
「凹んでいるギョシェ」なんですね。これは油圧プレスだからですかね?>まー提督閣下
(いまフレコンのギョシェを確認したら、こちらは「盛り上がるギョシェ」でした。むー。)

LG001.jpg
ちなみにこちらのインダイヤルはレコード引き仕上げ。

じっと見つめても読み取れない程の美しい趣向が詰まったこの時計。
ブレゲなら、やはり無茶な金額でも納得がいく。改めてそう思いました。
嗚呼、ただただ美しすぎる…。

※まー提督閣下ほか、お詳しい方。
ブレゲの文字盤は、外周のコインエッヂと同様手仕上げだと聴いたことがあるのですが、
ショーメ時代とかSG時代とかで違いはあるのでしょうか?

コメント

ギョウシェ文字盤
ブレゲの文字盤は金無垢なんですよね。
それを彫った後に銀メッキを掛けて砥石でヘアーラインを入れているという無駄な工程がたまりません(笑)
この文字盤はストレートエンジンという機械を使って手作業で彫っているのですが,この鱗状の模様より,ピラミッド状のストレートの方が難しいとの事です。(友人がストレートエンジンを使ってギョウシェ彫をしているのですが,そのように言っておりました)
シークレットサインもたまらんです(笑)

コインエッジ
ブレゲのケースは3ピースですが,ミドルケースはリング状の物に溝を一本一本切っていますが,手仕上げと言うより手作業と言う感じだと思います。(ギョウシェ文字盤と同じですかね)


研磨は砥石と鑢で仕上げています。
面取りや平面だし穴補正も同様です。
この針は,SG以前と製作方法が少し変わっていると感じています。(あくまで私見です)
昔の打ち抜きと,現在の打ち抜きは少々変わっている印象です。
焼き方も今はちょっと違う印象を持っています。
いずれにしても,仕上げのクオリティが下がったとは思っていません。

http://www.kyoto-terauchi.com/watch/breguet/breguetstory2.htm

>まー提督閣下

うわー!詳細な解説、ありがとうございました。
参考サイトとあわせて、大変興味深く拝読しました。
おそろしく手が込んでるんですね…。
特に文字盤の工程は驚くばかりです。
より嬉しくなりました!

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