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2012年04月24日

●一歩一歩、前へ。

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今日の東京は素晴らしいお天気!
僕の写真じゃ空の蒼さが巧く出ませんね…。

今日、株式会社SEVEN第4期の決算が終わりました。

3月1日のスタート直後に東日本大震災が発生し、
業務にも、人事面にも大きな影響が出た第一四半期。
そのダメージで大きく計画が狂い、営業と資金繰りに明け暮れた第二四半期。
この時期には倒産を覚悟する一方で、日経のFさんや電通のNさん・Mさん、
TFMのKさんなどが、続々と救いの手を差し伸べてくれました。

そして反撃の糸口を掴んで、経営の安定に手が届きかけた第三四半期。
しかしそれを、僕は自分の意識の低さで失ってしまいました。
折角頂いたチャンスを、みすみす自分で捻り潰す愚行に、心が折れました。
再び先が見えない不安を覚えたこの頃、TFMのSさんが助けて下さいました。
更に某局に出向されていたKさんにもお力添えを頂きました。
悩んでばかりの毎日でしたが、仕事に没頭することで自分を維持できていたと思います。

やっとキャッシュフローが安定し、仕事に集中出来るようになった第四四半期。
引き続きSさんやたくさんの方々の強力なご支援を頂きながら、第5期に向けた営業に奔走しました。

結果、売り上げは対前年比で半分近くにまで落ち込んだものの
最終的には、創立以来最高の黒字を出して終えることが出来ました。
税理士さんから報告を受けた時、思わず「そりゃなんかの間違いでしょう!」と言ってしまったほど
第4期は毎日、毎月を生き延びることに必死でした。

振り返ると、この一年は例年以上に
たくさんの方々のご厚情に支えられた一年でした。
皆さんのお力の上に、自分の日々が、SEVENの日々が成り立っていることを痛感しました。
みなさん、本当に本当にありがとうございました。
長くお仕事を頂いているラジオNIKKEIのOさん、Kさん、Hさんや
ホスピタブルのM社長、そしてパートナーの皆様、キャスト・スタッフの皆様。
本当に本当にありがとうございました。
僕は本当に幸せ者です。

先月からスタートした第5期も
突入と同時に恩人の訃報、創立以来のものも含めたレギュラー案件の脱落など
また厳しい立ち上がりとなりました。
第3期で出してしまった巨額の赤字も、まだまだたくさん残っています。
しかし一方で、またたくさんの方々から、様々な案件を頂戴しています。
そのありがたさに感謝し、ご厚情を忘れず、真面目に仕事に取り組んで
一歩一歩、前に進んで行きたいと思います。

株式会社SEVEN、第5期も一所懸命・一生懸命頑張ります。
今年度も、何卒宜しくお願い致します。

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桜の時期に、青山で撮った写真です。
こんな感じで、花ひらく一年になりますように!

2012年04月18日

●時間を忘れる美しさ…

今日はおすすめ動画のご紹介です。

Mindrelic - Manhattan in motion from Mindrelic on Vimeo.


最大化(フルスクリーンモード)推奨です。

なんと美しい…。
まとまった休暇が取れたら、ニューヨークに行きたいなぁ!

でも、台湾にもシベリアにもトルコにも行きたい…。

ちなみに、この動画の東京版を作っても
かなり美しいものが出来るのではないかと思っています。

【おまけ】 この記事も大好き。全然方向性は違いますが。

2012年04月11日

●革命的広告について

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いやもうとにかく驚きました。

今朝、衝撃的なCFをテレビで観ました。
ホンダの「フィット ハイブリッド 補助金・免税」篇 15秒CMです。
何はともあれ、まずは上記リンクからご覧下さい。
僕はこのCMに触れたとき、雷に打たれたような衝撃を受けました。

多分一般の方々からすると、「あー、高田純次がまたいい加減なCMしてるなw」という
感想をお持ちになると思うのですが、広告を生業としている人が観たら驚愕すると思います。
何が凄いって、「商品名をいい加減に伝える」という点。

僕は番組を作る一方で、広告コピーも書いているのですが
広告と番組の最大の違いは「制約の多さ」にあると考えています。
番組と較べて圧倒的に短い時間で強いインパクトを残し、
尚且つ繰り返しの露出に耐えなければならないという難しさ。
更にコンテンツそのものが主たる目的、訴求すべきものである番組に対して
広告は「商品を認知させたり、販売意欲を喚起すべき媒介」な訳です。
当然広告主の意向も非常に重要な要素になり、彼らが嫌う表現は当然できません。
番組とは基本的なアプローチが違うんですね。

そんなことを説明しなくても、「商品名をいい加減に伝える」という手法が
本来の広告のセオリーからは著しく逸脱したものであるという点はご理解頂けると思います。
高田純次氏のキャラクターだからこそ挑める演出であることは間違い有りませんが
これを思いついたクリエイティブ・ディレクター氏の感性には脱帽です。
20年広告の世界でご飯を食べてきて、商品名をちゃんと伝えないなんて
一瞬たりとも想像したことはありませんでした。本当にうらやまくやしい!(笑)
(蛇足ですが、「商品名を言わない」という演出はそんなに珍しいものではありません。)

この広告のインパクトは、寧ろ広告業界に向いたものですが
機能的に考えても、高田純次氏が中途半端に商品名を隠してしまった結果
画面上の車種名を目で追う視聴者は少なくないと思います。
能動的に商品名を探させるという点では、大胆ですがなるほど!という印象を持ちました。

この革命的広告。
残念ながら体現できるのは、日本国内では高田純次氏しか居ないと思われますし
もう他社は真似できないという、非常にレアな存在ではありますが
既成概念だとか、仕事上のお約束、「配慮」という名の自主規制などに自縄自縛されている
自分の仕事ぶりを大いに反省するきっかけとなりました。
いやー、まだまだ広告には色んな表現の余地があるんだなぁ。
まだまだ修行が足りませんね!

ちなみに、このCMの最後の
「ま、詳しい話はお店で。」という表現も、冷静に考えるとかなり雑な締め方ですよね(笑)
くっそー、悔しいなぁ(笑)

2012年04月09日

●The Iron Lady

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特に政治家と経営者は観るべし。

さて、週末にやっと「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観に行きました。
英国史上初の女性首相であり、鉄の女と呼ばれたサッチャー元首相の物語です。
元より期待が高かったのですが、それを凌ぐ素晴らしい作品でした。

サッチャーは英国病に国家全体が蝕まれていた時期に首相に就任し、
フォークランド紛争や東欧の民主化、IRAとの対峙、欧州連合への参加など
現在に続く重要な事案に決断を繰り返してきた人です。
彼女はそれらに果敢に挑み、時に強権的とも取れる政策を執った訳ですが
そこには我々が想像できないほどの懊悩があったのです。
彼女が決断しなければ、何も前に進まない。
それが是であれ非であれ、彼女は常に決断の重圧と、
その結果による評価に耐えなければならなかった訳です。

規模こそ天地の開きがありますが、
僕も株式会社SEVENという法人の舵取りについて、最終決断をすべき立場です。
サラリーマンや取締役の頃は、重要な決断は必ず上長の裁可を仰いでいたものが
すべて自分で決めなければならない。これは途方もないプレッシャーがかかります。
まして社の存立を左右するような重要な事案は、決断の直前まで迷い、悩み
決断の後もその責を負わなければなりません。
自身の決断の結果は、ダイレクトに自身に返って来るのです。

彼女は決然とした政治家でしたが
当然その裏には、途轍もない苦しみがあった筈です。
その苦しみを、名優メリル・ストリープは卓越した演技で表現してくれました。

この作品の中には、珠玉の言葉が散りばめられているのですが
その中でも特に心に響いたものをふたつご紹介します。
正確なものではなく、記憶に頼ったものですが…。

「最近誰もが『どう感じるか』ばかり気にする。大切なのは考えることなのに。」

…これは最近の政治家と有権者に共通の病理だと思います。
国家百年の計どころか、目先の利益に走るポピュリズム。
その視座には、必要以上の「感覚」が入り込んでいると思うのです。
大切なのは考え、対策を講じ、実行し、それを検証すること。
それを、この作品ではこのような言葉で表しています。

「考えはやがて言葉になる。言葉は行動を生み、行動はやがて習慣になる。
 習慣はやがてあなたの人格になり、人格はあなたの運命になる。」

この言葉、本当に感動しました。
僕らは感性を大切にする余り、考える事を疎かにしているのではないか。
考えることこそが、前に進む為の必須条件なのではないか。
最近そう考えていただけに、我が意を得たり!と思ったのです。

考え、決断することは決して楽しいことばかりではありません。
時として、苦渋に満ちた決断を迫られる。否、寧ろその方が多いかもしれません。
決断には責任が伴います。
しかしその責任を負うてこそ、成果の如何に関わらず、結果に納得できるし
次の段階へ挑むことが出来ると思います。

考え、意志を持つこと。
その大切さを、改めて知らしめてくれたこの作品に
このタイミングで出逢ったことを、本当に幸せだと思います。
皆さんにもぜひお勧めしますよ!

あ、でもそれなりに予習しておいた方がいいかもです。
特に英国病と英国の二大政党制、フォークランド紛争は押さえておきましょう。

それから、経済番組を担当する立場として非常に興味深かったのは
彼女がユーロへの参加を拒んだこと。
それは結果として、彼女を政権から引きずり下ろす原因のひとつになったのですが
ポンド経済を守ったことで、現在の欧州危機に巻き込まれなかった。
これは結果論かもしれませんが、凄いことなのではないかと考えています。