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2012年11月19日

●Happy Daysは終わらない!

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これは某広告会社さんを担当していた時に作っていた新聞です。
もう15年前ですよ。ついこの間のようですが…。

昨日から、自宅収納の棚卸をしています。
子どもが生まれるに当たり色々物が増えるので、収納スペースを確保しようという狙いです。
結婚して10年半。二人暮らしだと一気に荷物が増えることが無いので
知らず知らずに不要なものが積み上がっていました。結構大変です(^_^;)

…で、その中で
大切に保存している古い仕事関連の書類などがドッと出てきました。
奥から出てきたものの殆どは、最初に勤めた九州朝日放送時代のもの。
Windows95以前の、書院(シャープ)で作った企画書だとか
自分の仕事が掲載された新聞や雑誌のスクラップ、
CI導入前の電通のバッグ、久光製薬がスポンサーだった時代のKBCオーガスタのポロシャツ。
2001年の世界水泳選手権のプレスセンターのIDカードやら退職辞令、退職金明細まで(笑)
今や地元ではそれなりに風格のあるパーソナリティが、
ラジオカーレポーターだった頃のクリアファイルなど、
まるで遺跡のように出てくる出てくる!
思わず作業の手を止めて、読み耽ってしまうことしばしばでした。

勿論、自分にとって大切な仕事の記録ばかりを集めたものですから
いい思い出に満ち溢れているのは当たり前な訳ですが、
それでも僕は、幸せな仕事をたくさんさせて頂いたなぁ、と改めて思います。

僕が就職した1993年は、バブル経済こそ崩壊していたものの
まだ「マス4媒体」という言葉は生きていましたし、
制作と営業が厳密に分けられていたそれまでと違い、
広告営業として企画を練りながら、現場にも積極的に関わることが出来ました。
また、1996年頃からのインターネットや携帯電話といったものの発達は
競合としての脅威ではなく、寧ろ提案の幅を拡げるものとして活用できていました。
そして、まだ業界全体・会社にも大らかさが残っていて、
今考えたら、随分キケンな企画だったよなァ、などと思うものもあります。

時代は流れ、今やインターネット広告費がラジオや雑誌広告を抜き去って
ともすればラジオは斜陽メディアとして見られることすらあります。
ただ現場で働いている実感としては、
ラジオが元気を無くしている大きな要因は、「ラジオは期待されていない」という
業界サイドの思い込みもあるのではないかと感じています。

その若干縮こまった感覚があるからこそ、
ラジオあってこそのメディアプランニングといったものを
初手から放棄しているような印象があるんですね。
テレビにセットして、Webサイトにセットして、SNSにセットして…など
ラジオの存在感が若干薄めの企画を見る機会が増えています。
ラジオ業界がそのような姿勢になれば、当然広告主もラジオへの意識は低くなるでしょう。

ところが、実際に「ラジオが主」であることを前面に押し出した企画を持って行くと
意外と抵抗は少ないんですね。
もちろん「ラジオって聴いたことないんだよねぇ」という広告主もいらっしゃいますし
ラジオがそもそもの媒体計画に入っていない案件も多くあります。
だからこそ提案前に、じっくりと客先のコミュニケーション戦略の研究を積む必要はありますが、
それは別に他のメディアでも同じこと。黙っていてもお金が集まるメディアなんてもうありません。
媒体提案なんて、1割2割が当たり前。3割バッターならメジャー級…だと思っているのですが
それを怖がってしまっているのではないでしょうか。
「まあやってみなよ」が許されにくい環境だからでしょうか。
もっと蛮勇を奮って、果敢に企画を繰り出していって欲しいなと思います。

幾らプラットフォームやデバイスがシームレスになったとは言っても
僕らはやはりラジオに軸足を置いています。
TVの話はTV業界、Webの企画はIT産業の人々に敵いません。
でもラジオを軸にしたメディアプランニングなら、やはりラジオマンが一番得意なはず。
それぞれの領域への知見や企画力は当然必要ですが
ラジオをもっと識り、ラジオを信じて、そこを核にした企画をドンドン世に送り出していきましょう!

20年この世界で働いていても、まだまだ新しい喜びや
感動できる仕事にたくさん巡りあうことができる僕は、とても幸せものだと思いますが
「まだHappy Daysは終わらない!」という意志の力も大切だと思うのです。

最高傑作は、次の作品。(チャップリンの言葉です)
そう胸を張って言えるように、まだまだ頑張りますよ!