さよなら運転に自分のメッセージを載せることができますよ。
♪ビュワーン ビュワーン 走る
青いひかりの超特急。時速250キロ…
(「はしれ超特急」)
1970年生まれの僕が子供の頃、絵本や童話、そしておもちゃ…
周りのあらゆる環境に溢れていた「夢の超特急・ひかり号」。
1964年10月1日、東京オリンピックの9日前に営業運転を開始した東海道新幹線は
1975年に博多まで延伸。以来今日に至るまで、日本のビジネス・旅行の大動脈として
そして、日本の高度成長と技術力の象徴として輝き続けている。
特にその世界に誇る超高速輸送システムを支えた初代・0系新幹線には
思い入れの多い大人も多いのではないだろうか。
ビュッフェ、冷凍みかん、駅弁、修学旅行、就職試験…。
旅の非日常を象徴するモノも、成長と共に増えていく記憶にも、0系の登場機会は多い。
その0系新幹線が、今月一杯で営業運転を終了する。
今や3編成・18両にまで減ってしまった0系は、それでも往年の青/白のドレスをまとって
日々新大阪と博多を結んで駆け抜けている。
僕はさしたる「鉄」ではない(?)が、乗り納めしておきたいな、と思っている。
JR西日本が開設している「ありがとう0系新幹線スペシャルサイト」を観ていて、
何度も涙がこぼれそうになった。幼き日のときめきや若かりし日の感傷が、そこにはあった。
このサイトには、これから暫く、毎日18:21に0系新幹線が到着する。
12月14日のさよなら運転には、僕のメッセージが僕の代わりに乗車する。
ああ、0系に乗って旅したいなぁ…。
小学校の修学旅行のとき、生まれて初めて新幹線に乗った友人のF君は
興奮のあまり小倉駅からの発車と同時に鼻血を出した(笑)
そんな彼が、南極越冬隊員として活躍したんだから
永い時間が経ってるんだよなぁ。
そんな思い出もある、0系。お疲れ様でした。