これはブラウザ上で使うときのインターフェイス。
さて、世の中ではTwitterだのFacebookだのといったソーシャルメディアや
EvernoteやGmailなどのクラウドサービスが大盛況ですね。
僕は結構そういうのに手を出すのですが、自分に合わないなと思ったらすぐに見切ってしまいます。
その中で、最近これは凄い!と絶賛しちゃうのがDropboxです。
僕は会社ではデスクトップPCで、自宅ではノートPCで、外出先ではUMPCで…と
台本や番組データなどのひとつのファイルを、違うPCで連続して作業をするため
ファイルの共有というのは結構大事なポイントでした。
メールで、あるいはNドライブのようなWebストレージサービスで、あるいはUSBメモリで。
ただこの場合、取り扱うファイル数が膨大になると、各ファイルのバージョンの取り違えとか
どれが最新版か分からなくなるなどの弊害があったんですね。
特に経理関係のファイルなんかは、ひとつバージョン違いがあるだけで随分混乱してしまいますし
事実それで何度か失敗した経験があります。
ところがDropboxなら、常に最新版のファイルを複数のPC間で共有できるのです。これは便利。
しかも使う直前まで知らなかったのですが、Dropboxなら
・各ローカルから削除してしまったファイルも復元できる。
・Dropbox自体に各ファイルの履歴が残っていて、以前のバージョンを復元できる。
…という素晴らしい機能がついていたのです。
僕の場合、CM原稿や番組台本などは、「やっぱりあの表現の方が良かったかなぁ」などとなることが多いので
何でもかんでも最新版にアップデートしてしまうDropboxは…と躊躇していました。
これは嬉しい誤解でした。
また、それぞれのアカウントは当然そのオーナーしか閲覧・利用出来ませんが
Dropboxフォルダ内の「Public」というフォルダにファイルを入れると共有できるのです。
ファイルをPublicフォルダに入れ、右クリックすると「パブリックリンクのコピー」という表示が出ます。
これをクリックするとURLがコピーされ、それをメールに貼ってファイルを送るべき相手に知らせると
そこからダウンロード出来てしまうのです。
そのURLからフォルダ内の別のファイルにはアクセス出来ないので、安全性も高いですし
データ便や宅ふぁいる便のように、時間帯によっては混んでいて使えない…ということもないので
番組データのような巨大ファイル(300MB近くになります)なども快適に受け渡しできます。
これだけで共有できるのです。
その他にも、クライアントを選ばないので
WindowsやLinux、iOSのようなOSの違いも、PC/Tablet/Smartphoneのようなデバイスの違いも無問題。
僕はすべてWindowsマシンですが、3台のOSがXP/Vista/7と全部違います。
でもそれもなんの懸念にもならないんですね。
また、客先のPCを使うだとか、ネットカフェのPCなどからDropboxのファイルを使いたいときは
いちいちそのPCにDropboxをインストールしなくても、ブラウザ上で使うことも出来ます。
本当に使い勝手がよく考えられていますね。
このDropboxとGoogle Chromeの共有機能があれば、殆どのPCは同一環境に一発で設定できます。
これが無料というのだから、いい時代ですよね。
ちなみに有料バージョンもあって、50GB・100GBのプランがあります。
無料だと最初の容量は2GBしかありませんが、いろいろな手段でそれを増やすことが出来ます。
一番お手軽なのは、新規のユーザーを紹介すること。
ですので、Dropboxを使ってみようかな…と思われる方は、ぜひこちらからご登録ください(笑)
【便利な参考記事】
Dropbox徹底解剖 – 一度使ったら手放せなくなる! オンラインストレージサービスの本命
(Web担当者Forum)