本日の時計はアエロナバル。気合を入れたい時はやっぱりこれ!
株式会社SEVENのような零細に限らず、企業が業務を推進していくには
他社(者)の協力が不可欠です。
メディアに在籍していた時も、独立した今も、
パートナーシップの質と量は僕にとっての生命線です。
幸いなことに、僕はありがたい人々にいつもご厚誼を賜っていて
パートナーに支えられていることを実感することが多々あります。
特に新年度を見据えた動きが活発化するこの時期は、特にそれを強く感じます。
信頼に足るパートナーに恵まれる為には、
或いは信頼に足るパートナーとして存在するためには
「フェアであること」が重要だな、と最近感じています。
例えば、ひとつのプロジェクトを企画立案する時に
「なんでもかんでも」を要求する人がいます。
時間が無いこと、予算が無いこと、でも高度な企画でないといけないこと。
それは”与件”と呼ばれるものではなく、単に自身が抱えた矛盾や無理を
相対するパートナーに転嫁しているだけなんですね。
業務は複数の与件-それは時として多くの矛盾を孕んでいます-を整理して、
業務が成立する環境を作ってからパートナーに渡さないといけない。
時間が無いのはお客さんの所為。
予算が無いのはお客さんの所為か、市況の所為。
でもパフォーマンスやクオリティはこの水準で出してくれ、ならば
じゃああなたは何処で無理をするんですか?何処で汗を流すんですか?という話になってしまう。
ところがそういう人は「だって、でも、とは言え」を乱発してその辺を煙に巻こうとしてしまいがち…。
しかも、その矛盾を「時代の所為」にしちゃう人も(笑)
まあ、確かに僕もオールド・ファッションなのかもしれませんがね。
ですが、原価100円のものを50円で売ることは出来ないのです。
先週の金曜日、23時ごろに
昔からお世話になっているあるパートナーさんから、緊急のご相談を頂きました。
時間が無く、非常に制約の多い案件だったのですが、
・コンセプトは、これこれこういう範囲の振り幅だったら大丈夫。
・予算ではなく、企画を求めているのでそこに集中して欲しい。
・時間制限はあるが、ここをこう調整して最大限待つので頑張って欲しい。
…というオファーだったので、非常にスムーズに企画を提出できました。
大事なのはどこに力点を置くか。それをパートナーに明示して
それ以外の問題はその後の過程でひとつひとつ向き合っていけばいい。
今回の場合は、パートナーさんが相対する「向こう側」の会社や人々が
分かっていた部分もあるので、与件に余裕はあったものの、その辺を加味して
コスト的にも、運用的にも破綻しない企画を作れたと思います。
「全体としてはこういう状況なので、うちはここを何とかしますから
貴社にはここを解決して欲しい」。
そのフェアな姿勢にこそ、僕は意気を感じるし、それに応えたいと思うのです。
そして、僕もそういう姿勢でパートナーに相対したいと考えます。
時として、どうにもならない矛盾だったり、利益にならない話があったとしても
普段からその信頼関係を作ることが出来ているのなら、引き受けることも出来る。
でもそれは、「なんでもかんでも」では作り上げられないものだと思います。
これから繁忙期。
この点に留意・自戒しつつ、新しい業務を切り拓いていきたいと思います。
パートナーの皆さま、何卒宜しくお願い致します。