radiko、越境聴取に対応。

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KBCも、TOKYO FMも全国で聴ける!

4月1日から、IPサイマルラジオサービス・radiko
全国60のラジオ局の放送を、全国で配信します。
エリアフリーサービスは有料で、月額378円です。
これまでは、一部の有料アプリで
FMラジオ局の越境聴取が出来ていましたが、
このradikoのエリアフリーサービスには、AMラジオも参加しています。
僕がラジオマンとしてのキャリアをスタートさせたKBC九州朝日放送
現在弊社・株式会社SEVENが「Aloha Weekend」を制作しているLOVE FM
全国でお楽しみ頂けます。
インターネットのおかげで、ラジオはもっともっと面白くなります。
この技術の進化は、眼を見張るものがありますね。
このニュースで、ふと昔のことを思い出しました。
KBC時代、プロ野球の実況音声を携帯電話にサイマルで送る企画を手がけました。
球場からのQテイクでCMバンクを専用のものに自動で切り替えるなど、技術的に大変でした。
権利処理はかなり簡素で、球団への放送権料の付帯としてかなり安く仕切ってもらいました。
(コンテンツの価値が飛躍的に高まった今では、あの条件では絶対ムリだろうな。)
あの時は、営業・編成・技術・スポーツ部がガッチリ手を組んで、
大ヒット企画を産めたと自負しています。
僕がKBCを未だに愛してやまないのは、あのチームワークがあったからこそ。
利用者の平均利用時間を算出し、実況アナは60秒に1度得点経過を入れてくれました。
技術さんは専用機材の開発、回線の交渉などを鮮やかにクリアしてくれました。
あの時、クライアントの通話料収入は、KBCへの支払いを超えるほどだったのです。
iモード前夜。ホークス初優勝の年の忘れられない仕事です。
この件に限らず、KBCの先輩方や同僚は、若かった僕の思いつきを
それぞれの専門領域で具現化してくれました。
上司は危険な企画でも「やってみろ!」と背中を押してくれましたし、
失敗した時は一緒に謝罪に行ってくれて「お前は反省しても萎縮はするな」と励ましてくれました。
本当に素晴らしい局なんです。
いま時々、お客様に「なぜラジオにこだわるの?」と聞かれます。
それは僕がKBCラジオ出身だからですよ。
当時の上司・先輩・同期・後輩のおかげで、ラジオを一生の仕事と決めるくらい楽しめたからですよ…と
心のなかで思っています。
そんなKBCが、4月から全国で聴けます。
どうぞradikoへ!
※ちなみに僕が出演している「週刊 日経トレンディ」は
 今でも、これからも、radikoで無料で聴けますよ。
 毎週月曜日・16:45から。ラジオNIKKEI第1放送です!