本日の雑感。

<久しぶりに小説を読む。>
子供の頃はあんなに小説(或いは物語)が好きだったのに、社会人になって読まなくなった。
フィクションが面白いと思えなくなったのは何でだろう?
一応自分では、小説より自分の人生の方が面白いと感じてるのでは、と分析してるのだけれど。
だけど、浅田次郎の一連の著作にはどハマリ。特に「地下鉄に乗って」は最高。
もう何回目か判らないけど、またぞろ再読し始めた。

地下鉄(メトロ)に乗って
地下鉄(メトロ)に乗って

posted with amazlet on 07.04.05
浅田 次郎
講談社 (1999/12)
売り上げランキング: 10123

初めてこれを読んだ時、ラストシーンを通勤途上の半蔵門線の車中で読んでいた。
そして、全てのプロットが交差するクライマックスに達したのが・・・永田町駅。
そう、物語のプロローグの舞台になった場所。
物凄く混雑する車中で、ぼろぼろ涙が出た。浅田次郎は人を泣かせる天才だと思う。
ちなみに、椿山課長の七日間も超オススメ。
但し電車の中で読むのは止めておいた方がいい。
<突然消えるスター。>
今日会社で、隣に座っている副社長が沢田研二のベスト盤を聴いていた。
それを聴きながら思ったんだけど、沢田研二ってあれ程一世を風靡したのに、ある日突然
見なくなった、聴かなくなった気がしませんか?
当時の沢田研二の社会的影響力やディスコグラフィ、年齢やキャリアを考えたら、
大ヒットは飛ばせなくても安定した活動が出来ただろうに。
で、今日通勤中に元RATTのギタリスト・ウォーレン・デ・マルティーニ
ソロファーストシングル「Surf’s Up!」を聴いていたんだけど、このRATTやウォーレンも
沢田研二同様、突然失速しちゃったクチ。
80年代中期のヘヴィ・メタルが市民権を得た環境下で、ある意味ボン・ジョヴィよりも
一般受けする可能性があったのがこのRATTだったし、そのリードギタリストである
ウォーレンも物凄い知名度を持っていたのに、気付いたら全く見かけなくなってしまった。
実際、僕が聴いていた「Surf’s Up!」も95年の作品なのに廃盤。Amazonはおろか、検索しても
殆ど記事が出てこない。
沢田研二とRATTじゃ、消え去った理由は違うだろうけど(本人の意思も含めて)、
げに恐ろしきは世の流行りなり。忘れ去られるのってなんかイヤだね。
明日は経営会議。ちょっと重い案件があるので、気乗りしないな。頑張ろう!