GIT MASTERS 2007

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開場前にパチリ。

さて、今日は午後から道玄坂のduo MUSIC EXCHANGEへ。
(今リンク用にduoのサイトを覗いたら、PICK UPに知り合い&仲良しが沢山いて驚いた!)
昨日もちょっと書いた、GIT MASTERS 2007の全国大会に行ってきたのです。
今年も、僭越ながら審査員を務めさせていただきましたよ。早くも3年目です。
北は北海道から南は福岡まで、全国から10人の超絶テク自慢のギタリストが集まり、
己の技術と情熱を惜しみなく披露するこのギターバトルオーディション。
例年凄まじい演奏技術の応酬に驚かされるのですが、今回も凄かったなぁ。
優勝したのは東京代表のWくん。
「青森から上京してきた意味がありました!」というコメントは結構泣けたなー。
ただ、3年このオーディションの審査員をさせて頂いていて思っているのが
「技術」と「演出」の配分の難しさ。
出場者の年齢レンジが18歳?23歳程度とかなり若いということもあるでしょうし
技術指向が強いHR&HM系の色彩が強いイベントだから、ということもあるのですが
出場者に技術偏重の傾向が若干見て取れるのが惜しい気がします。
クラプトンやジミヘンなど永く愛されるギタリスト達は、技術もさることながら
その表情豊かな演出にこそ評価を集めていることに気付いて欲しいなと思いました。
だからちょっとエモーショナルな演奏を見ると、それだけで点数が高くなるんだよなぁ。
とは言え、僕が一生練習したところで絶対に弾きこなせないような物凄いプレイを
華麗に披露する彼らが、魅力的な才能の持ち主であることには変わりありません。
どうぞ精進して、今後も頑張ってください!
…しかし毎年思うのですが
このコンテストの審査員に僕が入ってるのって、明らかにおかしいです。
隣でポール・ギルバート氏(ex.MR.BIG)が同じように審査用紙とステージを見比べている。
その他の審査員諸氏も錚々たる顔触れ。
年々、居心地の悪さに「俺、どっちかというとイベントスタッフなのになー…」と
恐縮しながら審査して居ります。
あ、全然余談ですが、今年初めてポールさんの奥様ともご挨拶しました。日本人でした。
しかもうちのカミさんと同じ名前。ちょっと親近感が湧きましたよ(笑)
ともあれ、出演者の皆さん、審査員の皆さん、そしてこのコンテストを創り上げた
MI JAPANの皆さん、お疲れ様でした。来年も頑張りましょう!