このCM、凄く好きなんです。
そのCMが表現した”魂”に触れられたことで、より好きになりました。
さて、今日は日経トレンディの新連載の初取材。いよいよ雑誌記者デビュー戦です。
大手町にある某大手家電メーカー・H社(バレバレやがな。)にて、ある商品の開発を
担当されたY部長とT部長にインタビューをお願いしたのです。
社員30万人以上の巨大グループであるHの商品企画を担うベテランです。
組織の中では、おそらく相当エラい人のはず。そうすっと「あーチミチミ。」みたいな
感じの人で、H社の組織論とかのお話になるのかなと思っていたのですが…
このお二人、本当に若い。驚くほど熱い。
読みきれない位の膨大な資料を自分で持ち込んで、自慢の商品も持ち込んで
とにかくこの商品が、どれだけ沢山の社員の熱い想いで出来ているかを滔々と語るのです。
確かに話題はビジネスの話なのに、まるで子供が将来の夢を語るかのような真っ直ぐさで
「その商品の話題」ではなく、「その商品の背景にあった意志」を語るのです。
そのお話には、門外漢の僕等取材陣の琴線にも触れる、深い含蓄と業務への誠実さ、
そしてプロフェッショナルとしての矜持が満ち溢れていました。
ヴェテランの放つ凄まじいまでの熱さに、心が震えました。
最初にご紹介したH社のTVCMは、オンエア当時から大好きだったもの。
広告業界出身の悪癖で、「凄くいいCMだけど、これを作ったのは代理店のD社さんだもんねー」なんて
ちょっと醒めたところがあったのですが、それは間違いであると認識しました。
H社にはあのCMの通り、「つくろう!」というメーカーとしての魂が息衝いていました。
この国をここまでの経済大国にした、Made in Japanを代表する企業としての意地がありました。
取材で伺ったのに、仕事への姿勢を教えて頂いた気がして、とても元気が出ました。
この取材を仕込んで下さったのは、日経トレンディの北村編集長。
新人記者の新連載の第1回だからこそ、こんなに熱い方々をご紹介下さったのでしょう。
最初だからこそ、最高の取材対象をご紹介下さったのでしょう。
本当にありがとうございました!
そして、2時間を越える長い取材にご同行頂き、取材後の打合せで
沢山のヒントを下さった担当編集のMさん、ありがとうございました。
出張頑張ってください!(こりゃ私信だ。)
こんなに素敵な人々に囲まれてスタートさせる新企画。絶対にいいものにします!!!
本誌が出るまで、中味は全くお話できませんが(今回の記事は全く持って具体性がないですね?苦笑)
是非皆さん、日経トレンディ買ってください!(←営業です!)