時計の写真は撮れなかったので…。
さて、昨日は大手町での番組収録を終えた後、日本橋三越へ。
三越ワールド・ウォッチ・フェアを見に行ったのです。
毎年夏の恒例行事になっている感のあるこのフェアですが、今年は非常に寂しい感じ。
終了日1日前の土曜の17時半という時間に行ったのに、会場は明らかに人が少ない。
昨今の厳しい景況を反映しているような気がしました。
また、出展メゾンも随分減っていまして
ロジェ・デュブイやジラール・ペルゴ、コルム、コンコルド、ゼニスといった
これまで常連だったメゾンも居なくなっていました。会場が妙に広く感じるんですよ。
一昨年なんか、リシャール・ミルとかも居たのにね…。
で、以前のように「目玉商品だけど商談中だから展示できません」というような
アイテムも随分減っていまして、ちゃんと見ることが出来ました。
ので、個人的にチェックしたものを簡単にご紹介しましょう。
<ブレゲ>
Type XXIIは店員さんに声を掛けないと出してもらえません。
まだサンプル(稼動しないモックのような感じですね)しかなく、
しかも現物も今年12月頃のデリバリー予定だったのが、裏蓋をシースルーにする
仕様変更が行われることになりそう…ということでいつ入ってくるか解らないとか。
ちなみにインダイヤルや各針の機能を店員さんも説明できなかった…(笑)
驚愕の20振動ムーブの動きを楽しめるのは、もう少し先になりそうですね。
あ!ちなみに今年の暮れに、アエロナバル久々の限定モデルが出るようです!
フランス海軍航空隊創設100周年記念モデルです。黒文字盤+黒ベゼルという内容とか。
それ以外のムーブや機能面の変更は無いということですが、興味の或る方は要チェックです!
<ジャガー・ルクルト>
とにかく美しい。JLCファンじゃなくてもこれは欲しい。
今年の新作、デュオメトル・カンティエーム・ルネールをバッチリ拝んできました。
時計とクロノグラフに別々の香箱を持たせたこのモデル。精緻で複雑な文字盤が美しい!
6時位置のインダイヤルはなんと「6秒計」でした。かなりスピーディに動きます。
ムーブは見れませんでしたが、JLCなら仕上げも結構期待できるのではないでしょうか?
<オーデマ・ピゲ>
ロイヤルオーク・オフショアの新作、37ミリ径モデルに興味津々。
腕周り18センチの僕でも、これなら非常にいい感じの大きさです。42ミリ径は厳しいよ…。
ただこのモデルだと、標準のラバーブレスは長さが足りませんでした(笑)
ちゃんとそこは長いブレスに換えてくれるらしいんですけどね。
年内は1本しか国内に入らないそうです。
ちなみにMASATOモデルも売ってましたが、これ限定捌けるのかな…。
<A・ランゲ&ゾーネ>
2007年に発表された「ランゲ31」の現物が遂に展示。31日間の驚異的なパワリザが売りです。
竜頭では巻けないので、専用の鍵で裏蓋側から巻き上げる形になります。
ただ、正直言って46ミリ径は明らかに旬を過ぎていますよね。かなり大味な印象を受けます。
これに大枚を叩くなら、普通にランゲ1を購入した方がずっと飽きずに使えるような。
ちなみにそのランゲ1の自動巻きモデルも見ましたが、やはり手巻きムーブの方がステキ。
ここのムーブの美しさは、群を抜いていますよね。
ちなみにラドーのブースに、セラミカ・クロノグラフの世界限定10本モデルがありまして、
しかもそのシリアルが7番というものがありました。
自分の会社がSEVENって言うんですよ、と話したら「一生に一度の出会いですよ!」と
言われたのですが(これよく使われる殺し文句ですよねw)、やはり幾らデザインが良くても
クォーツのデザインウォッチに70万オーバーは高過ぎるような。
結局、2・3年前は全部見て回るのに3時間近く掛かっていたものが
今回は結構じっくり見ても1時間半で終わってしまいました。
夢を見る時間としては、ちょっと短いかなぁなんて思いました。
早く景気が回復して欲しいですね…。