「もしも」の種。

人生の畝に、「もしも」の種を植えた。
それは、今まで自分が育てたことがない種類の種で
どうすれば芽が出るかが判らない。
もしかしたら、それこそ畑違いかもしれないな。
僕の畑では養分が足りないかも知れないし、
水の遣り方も、適切な季節も、陽当たりも解っていない。
でも僕は想像する。
この種が芽吹いたら、僕の人生はどうなるのだろう。
僕の人生に、どんな葉や蔓や枝が伸びて、どんな花が咲くのだろう。
その花は、どんな匂いがするのだろう!
その想像に遊ぶとき、僕はとても自由になれる。ワクワクする。
「もしも」の種は、思いがけないタイミングで、掌に落ちてくる。
もしあなたがその種を手にしたら、あなたはそれを植えますか?
枯らしてしまう可能性は高いけれど
それまでの時間を愉しむのは、心地いいものです。