街の露地でもよく見ますね。
先日、皇后陛下の喜寿のお誕生日を報じるニュースの中で
岩手県大槌町産のハマギクを愛でる天皇・皇后両陛下のお写真がありました。
過去、当地から寄せられた種を御所でお育てになったものだとか。
5月に両陛下が、津波被害に遭った大槌町をお見舞いに訪れた際、
被災者の方々に、「ハマギクは美しく育っていますよ」と励ましのお言葉をお掛けになったそうです。
このハマギクは、学名をNipponanthemum nipponicumといい、英名をNippon Daisyと云うそうです。
日本原産、一属一種の固有種。
北方性の菊で、特に青森県から茨城県の太平洋岸に自生しています。
まさに東日本大震災の折、津波の被害を受けた地の花です。
このハマギクの花言葉は「逆境に立ち向かう」というもの。
この植生や花言葉までを含めた皇后陛下のお言葉に、とても感銘を受けました。
華やかさとはかけ離れた、この白く清楚な花は
育てる上で手間も懸からず、放任でも育つそうです。
その強さで、この秋も被災地の沿岸で咲き誇っているとのこと。(岩手日報の記事)
僕は花の類には全く造詣がありませんが
このハマギクを庭に植えようかなと思っています。
その楚々とした出で立ちと、強さを自分の励みとして、
そして被災地の人びとの強さを信じ、
それを支えることを忘れないために。
花言葉、なんて柄じゃありませんが
久し振りにことばに震えたので、書き記しました。