ブラウザの中にデスクトップ環境があります。
画像をクリックすると拡大します。
さてこれまで、外出先からモバイルデバイス…スマホやタブレットで
会社や自宅のPCを遠隔起動・操作する手段について書いてきました。(記事1 / 記事2)
この中でご紹介したSplashtop Remoteが先日メジャーアップデートし、
iPadのRetina液晶に対応したり、母艦のモニター解像度をネイティブのまま使えるようになりました。
こちらシステムが一部変わり、Gmailとアクセスコードによる接続認証から
Splashtop Accountという独自認証になりました。これが現時点ではエラーが頻発します。
自社サーバで接続管理をすることで安全性を高めようとしたのかもしれませんが
サーバスペックが現実のトラフィックに追いついていないのかもしれません。
暫く粘っていると接続できますが、ちょっとこの改悪は残念です。
Retina液晶のiPadから接続すると、
1,600×900の母艦デスクトップが余裕で表示できます。
その上で、今回導入したのは「Chrome Remote Desktop (beta)」。
Google Chromeのアドオンで、Chrome Web Storeで配布されています。
これはChrome経由でPC同士を結び、リモート接続を出来るようにするもの。
冒頭の写真は、僕の母艦PCから、社内の別のPCのデスクトップを呼び出したものです。
写真ではChrome内で表示させていますが、接続先のデスクトップを最大化することも可能です。
使い方やセッティングは、こちらのサイトさんをご参照ください。
デバイス間の相互接続を進めて何の意味があるの?…と思う方もいるかもしれませんが
例えば弊社の場合、スタッフが作業中に手順が判らなくなった場合
自分のPCや外出先のタブレットからスタッフのPCにアクセスして作業手法を教えたりだとか
データの受け渡しをより効率化することが出来るようになるんですね。
また、社内のPCの一斉メインテナンスの際などにも
自分のPCやタブレットから、各PCの管理をすることが出来るという点でも効率的です。
ちなみにSplashtopもGoogle Remote Desktopも、接続先のPCの電源が予め入っていないと
使用できません。これについては、iOSアプリのRemoteBootを使用しています。
特にWake-On-LANの設定をPC側に施しておけば、外出先からも起動が簡単です。
社内でも、iPhoneを各PCのリモコン替わりに使えます。
接続台数が5台未満なら、無料版で十分です。
場所やデバイスを問わず、母艦PCと同様の作業が出来るようになることで
何処にいてもストレスなく仕事が出来るというのは、僕のようなワーキングスタイルでは
非常に助かります。
また、Dropboxなどのクラウドを活用することで、例えば外出先で書類を忘れた!という時も
RemoteBootで母艦を起動→母艦からDropboxにデータをアップし→手元のタブレットにDL…という風に
作業を継続することができます。
ちなみにクラウド活用のTipsについては、今週オンエアされた「週刊 日経トレンディ」の
第250回をお聴きください。(リンク先からお聴き頂けます)
このように作業を効率化し、生産性を高めることで
その分ゆとりのある生活を送る…というのが理想なのですが
空いた時間に別の仕事を入れなきゃいけないのは、若干寂しいですね(^_^;)