iPadをPCモニターにする。

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この画面ではPCでPowerpointを、iPadでExcelを開いています。

さてこれまで、iPadやAndroidタブレットによるPCの遠隔操作などについてお話してきましたが
このへんとかこのへん。それ以外のTipsはこちら。)
今回はiPadをPCのデュアルモニタの片方として使ってみようという話題です。
この春から、あるクライアント様のご依頼により
データの分析と、それに基づく報告書の作成を毎月行なっています。
膨大なデータファイルを複数参照しながら、一定のフォーマットに落としこんでいくのですが
複数のExcelのファイルやシートを読んで、データを抽出して、統合して…というのが大変面倒です。
母艦PCでは1,600×900の画面内で、複数のファイルを並べて表示しているのですが
この場合、それぞれのファイルの表示範囲が狭いので、頑張っても2つまでしか展開できず
しかもそれぞれが充分な表示を確保出来ていないんですね。
そこで、iPadアプリの「DisplayLink」を使い、PCのデュアルモニタの片側として
iPadを使ってみました。このDisplayLinkの使い方は、こちらのサイトをご参照下さい。
このアプリを使ってiPadをモニタとして設定すると、PCのデスクトップが拡張されます。
例えばPCの右側にiPadを置くように設定した場合、PC上のマウスポインタを画面の右に持って行くと
iPad上のデスクトップにカーソルが出てくるんですね。ちょっと面白い。
これによって、冒頭の写真のように、複数のアプリケーションを全画面表示で使うことができます。
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iPadはPCモニタより高解像度なんだけど…

これによって、3つから4つのExcelファイルを展開して、それぞれを充分な表示で見ながら
作業をすることができます。これによって、いちいちファイルを最小化したり最大化する必要はなし。
生産性の向上が期待できます。
ただ残念なのは、iPadの解像度が1,024×768に固定されてしまうこと(横向きの場合)。
iPadのRetinaディスプレイは、2,048×1,536の解像度がありますから、これを活用できれば
更に作業スペースが広がるのですが。
この手のモニタ化アプリはたくさんあるのですが、HD対応しているものは少ないようです。
有料のSplastop XDisplayの試用版も試してみたのですが、こちらも同様でした。
PCとiPadは無線LANで接続されているので、
動画などを観る場合は反応速度が気になるかもしれませんが、Officeファイルの編集では無問題。
便利であるがゆえに、解像度問題の解決に期待したいところです。