今日届いたダイナモラジオ。これで2台目。
LED懐中電灯・携帯充電機能・方位磁針・サイレン機能などが満載されていますが
肝心のラジオが全然ダメ(涙)なので商品名等はご案内しません。
さて、元々僕は地震が大嫌いなので
これまでにも結構防災対策には余念が無かったのですが
今回の東日本大震災と一連の余震を受け、皆様に役立つかどうかは別として
個人的な震災対策メモを書いておこうと思います。長くなりそうなので章分けします。
<自宅編>
・最低一部屋は「セイフティルーム」とする。
→我が家は寝室をセイフティルームとし、倒れるような家具は一切置いていません。
緊急地震速報や、それに続く大きな揺れが発生した場合はそこに移動するようにしています。
「ここなら大丈夫」と思える場所があるだけで、精神的には楽です。
特に今回の震災のように、長くストレス環境下に置かれる場合は尚更です。
・セイフティルームに置くもの
→ラジオ(電池式・ダイナモ式)…ダイナモ式は携帯充電機能・懐中電灯機能を持ったものが良い。
→ラジオは予めNHK-R1に合わせておくと、慌てずに済みます。各地の周波数はこちら。
→懐中電灯…時々点灯試験をすること。我が家は震災当日、2つあったうちの一つが使えませんでした。
→蝋燭、蝋燭を置くためのトレイ、ライター(それぞれ複数)…但し臨時用。火災に注意。
→各種電池(ラジオ用、携帯充電器用など)…我が家はエネループ&充電器も用意しています。
→着替え…動きやすいもの、素早く着られるもの。
→その他ペットボトルの水や軍手なども置いています。
※我が家は震災当日、かなり長い時間停電しました。その時に、暗闇でも懐中電灯の場所が
分かるようにしておくのは大切だと痛感しました。ところが電池が無くてその後難儀しました。
真っ暗な中でこれら必要なツールを探すのは大変です。すぐ取り出せるところに置くようにしましょう。
2004年の中越地震の取材の時に被災者の方に伺ったのですが、「ラジオがどこにあるか忘れていた。
やっと思い出して取り出したら、電池が切れていた」という証言がありました。
そのことからダイナモ式(自家発電)ラジオを用意しておいたのですが、3/11は大活躍しました。
・非常持ち出し袋は玄関そばに。
→我が家はひとり一つずつ、非常持ち出し袋を用意しています。
中越の時には、震災発生後2日で充分な救援物資が届いたとのことでしたが、
今回の東北では津波の影響もあり、物資が届くまでかなりの時間を要しました。
そのことから、4日間の栄養/水分を確保できるように食料等は構成しています。
・放送に常に触れておくこと。
→現在は、就寝時もラジオを小さくつけています。ここまで余震が頻繁だと、緊急地震速報が
鳴るだけで充分に慌てず対応出来ます。精神的にも随分楽です。
→これに加え、僕は自宅に居る間はほぼPCを立ち上げっ放しなので、Google Chromeの
緊急地震速報エクステンションをインストールしています。
これが非常に役立ちます。概ねTVより2秒程度早くポップアップします。
・もちろん、家具には制震/耐震グッズを。
→リビングの書架など、背の高い家具には当然つっぱり棒を複数入れています。
ところが、3/11の本震で軒並みユルユルになりました。適宜締め直す必要があります。
・携帯電話の充電池を鞄の中に。
→3/11の本震直後、会社そばのコンビニでふと思いついて携帯の充電池(乾電池を使うもの)を
購入したのですが、僅か1時間後にはどのコンビにでも売切れていました。
通話規制による頻繁なリダイヤル、ワンセグやTwitter等による情報収集などで、携帯の電池は
あっという間に無くなります。その時にちゃんと電源を確保することは大切です。
・セイフティルームに通じる扉は締め切らない。
→我が家は、リビングと寝室の間の廊下に扉があるのですが、先日大きな余震が発生した際
この扉が軋みによって(揺れている間だけ)一瞬動きが渋くなりました。
最悪扉が開かなくなった場合のことを考えると、このような頻繁に大きな揺れが来る間は
扉は締め切らず、必ず開放できるようにした方がいいかもしれません。
・コレクションボックスは安全な場所に
→我が家の大切な大切なコレクションボックスも、いまは場所を移動しています(笑)
元々は書架のコレクション棚にディスプレイしていたのですが、現在はTV台の下に避難させています。
我が家のTVボードは部屋の幅に合わせて用意した、広く低い台なので極めて安定しています。
ここなら、仮に天井が落ちても大丈夫な筈。これは個人的には大切なことです。
…ということで、今回は自宅編をお届けしました。
次回は「オフィス編」として、BCP(Business Continuity Plan / 事業継続計画)的な側面も踏まえて
僕の個人的な対策をご紹介したいと思います。