伝説の時計師。

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ある意味、梱包はパテックに似てると言えなくもない。

さて、Twitterなどで予告していた通り
伝説の時計師の最新作を購入。昨日無事に到着しました。
Facebookなどでは予告時から「フランクなんて、凄いですね!」とコメントを頂戴しておりました。
まだ写真もアップしていない段階で、このようなコメントを頂いたのは初めて。
ブレゲ購入時を越えるその反響の大きさに驚いています。
やはり、その人気は本物なのでしょうね。
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天才を自称できるのは、「本物」か「本物のバカ」のどちらかのみ。

より大きく、より重厚なものが珍重される傾向を嘲笑うかのごとく
徹底的な軽量化が図られたケースの裏には、誇り高きブランドが標榜されています。
天才時計師 フランク三浦
まあ、「浦」の字が間違っている訳ですが。
それも天才の天才たる所以かもしれません。
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暑い夏を、サムく過ごせるスゴい奴。

僕が購入したのは、現状リリースされている中では最新作となる4号機(改)。
カラーは季節に併せて「アマガネーゼ・ブルー」をチョイスしました。
ちょっと遊びすぎかな…と思いましたが、だからこそ大人の余裕と遊び心が表現出来ると思いました。
また、「ニシナリーゼ・ブラック」はなんだか笑えませんし
「ゴタンダーノ・ピンク」を選ぶ程ハレンチになり切れませんでした。
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かつてのパテックとティファニーのそれを思わせる
誇り高きダブルネーム

この4号機(改)は、世界にはばたく謎のカリスマ・キムタクとのコラボモデル。
キムタクなる人物がどんな人間で、如何なる形でコラボしたのかは一切不明ですが
それはまあこの時計を見つめて、オーナー自ら感じ取らなければいけないのだと思います。
ケースサイズは縦43ミリ×横37ミリ。かなり大きいです。手首周り17センチの僕だと結構ギリ。
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ケース素材に「NASAが開発していないほうのプラスチック」をあしらい、
まともに穴開けが出来ていないウレタンベルトは、昨今ショパールの「ミッレ・ミリア」等に見られる
タイヤパターンのような文様が刻まれています。ただしこのパターンでは全くグリップしないでしょう。
1930年代のヨーロピアン・アールデコに範を取ったトノー型ケースと文字盤はクラシカル。
スイスの方のフランクのパチもんに似ているのではなく、時計の歴史に敬意を評したものだと考えます。
そのクラシックへの敬意は機能面でも感じることが出来るのです。
完全非防水・ハック機能なしといった辺りですね。
また、時刻合わせの時に、時分針が
そろそろな感じのおじいちゃんのようにプルプルと震える辺り、
只者ではない演出が施されています。
この時計、実は時計を買うのではなく
売り口上に込められたセンスを買うのだ、と僕は考えています。
リンク先の口上を最後(商品詳細のところ)までしっかり読み、そこに価値を認めた者だけが
その対価を払うべきものだと思います。
時計を買うつもりで買っちゃダメだと思うのです。
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ちなみに売り口上も素晴らしいですが
その価値を我が物に出来るアイテムとして、この時計に付いてくるのは製品保証書。
パテック・フィリップのアーカイブと同じような存在と云えばいいでしょうか。
流石にこれの中味については、オーナーだけが知り得る価値として
このブログに転載するのは控えます。
ナニが書かれているか気になる方は、どうぞ購入をご検討下さい。
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グラスヒュッテ・オリジナルもかくやの存在感です。