生産性について。

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予定通りに仕事は始められたのですが。

さて、10月になりました。
放送業界的には番組改編週に突入し、経済界ではソフトバンクによるイー・アクセスの子会社化、
政界では第三次野田内閣の発足などいろいろ動きがありましたが
僕は新番組の初回収録のため、9時前からスタジオに入っておりました。
このため、久し振りにラッシュアワーの東急田園都市線、東京メトロ銀座線に乗ったのですが
いやもう…本当に毎日この時間帯に通勤していらっしゃる方々には
心から「お疲れ様です!」と言いたくなるほどの混雑でした。
重さ6kgの僕のTUMIが、手を離しても浮いているという水準の混みっぷり。
(自分の手許に引き寄せるのに、大変な労力を必要としました)
全国でもトップの混雑は、なかなか解消されません。(参考その1その2
揉みくちゃになりながら考えていたのですが、
この「9時から10時の間に、都心の事業所に出勤して業務を開始する」というシステムは
日本の生産性を下げる一因になっているのではないでしょうか。
OECDや日本生産性本部の調査にもある通り、
日本の労働生産性は、各国と比較して高い方ではありません。否、かなり低い部類だと言えます。
それには分厚い中間流通の存在や、高コスト体質などもあるのでしょうが
IT等の発達が、労務環境の向上になかなか反映されていないという側面もあると推測しています。
ピークシフトという水準ではなく、在宅勤務や時間別のワークシェアリングを推めれば
混雑の緩和による「停滞時間」の解消だとか、
トータルでの経済活動時間の拡大、
そして雇用の増大とワークライフバランスの向上が果たせるのかな…などと考えています。
以前も書いたのですが、日本のIT化…つまり個人の生産性向上は
業務(或いはそれに伴う雇用と報酬)の寡占化、偏在化を後押ししている印象があります。
結果、どこまでも忙しい人と失業者という二極分化が進んでいるのではないでしょうか。
減少した正規雇用者は、へとへとになるまで働かないといけない。
一方で増加する失業者は、労働力を持っているのにそれを市場に提供できない。
これが社会全体の生産性を下げているのではないかと思うのです。
日本製品が新興国のそれに追い上げられているいま、
グローバル化した市場で戦うには、生産性の向上は不可避です。
それは正社員を9 to 5(と膨大な残業時間)で事業所に集約することではなく、
柔軟な雇用と、働く場所・時間の拡大で果たせる部分も多いのではないでしょうか。
個人的な意見ですが、経済の発展のためには
現行労働法制の大幅な緩和と、それを遵守させるための厳密な運用が必要だと考えます。
溜池山王駅を出て、あまりの疲労に
思わず缶コーヒーで休憩しながら、そんなことを考えていました。
社会構造・生産構造は簡単に変革できるものではないとは思いますが、
経営・労働・行政のすべてが、
真剣にこのことについて考える時期が来ているのではないかと思います。

君がいるから。

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時計短信:やっと革ベルト解禁です。アエロナバルも!

さて、きょう初めて、妻の検診に帯同しました。
送り迎えはしていたのですが、診察室に入ったのは初めて。
そこでエコー検査のモニターを見ました。
今までは、そのエコー検査で撮影した写真(というかスクリーンショットですね)
のみを見て、それで満足していたのですが
実際に映像で見ると全く違いますね!
胎内で我が子が動く様だけでなく、心臓の脈動や脊椎などを見ることができ、
そして何より、我が子の顔を見ることができたのです。
もちろん表情などまで判る訳ではなく
これが目、これが鼻、口…というのが判る程度なのですが
なんだかもう…涙がでるほど感動しました。
あと3ヶ月半。それが待ちきれないほど、早く逢いたいと思いました。
最近、休日や睡眠時間を削るしかないほど多忙なのですが
それでも意気軒昂に毎日を過ごせるのは
偏に息子のお陰です。
生まれる前から、こんなにたくさんの幸せと元気をくれる彼に
心から感謝しています。
とにかく、健康にさえ生まれてきてくれれば、父は何も望みません。
またここ数ヶ月で、自分の会社の将来…というか、
どのような形で社会的に意義を持たせるかというビジョンも明確になってきました。
そのための準備も進めています。
家族のことも、会社のことも、未来に約束されるものは何一つありませんが、
だからこそ、意志を持って取り組まなければならないと考えています。
来年の今頃、あるいは5年後・10年後の今頃
僕が。そして僕の周りが、どのように発展しているか。
それを楽しみにしながら、日々を頑張って行きたいと思います。

Like a teenager.

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毎日忙しいけど、やっぱりラジオの仕事ができて幸せ。
色々なメディアの仕事ができて幸せ。
自分の頭の中で描いたイメージを、音や言葉に変えていく過程が大好き。
ギョーカイ20年生。
気付けばとうの昔に不惑を越えて、39回目の番組改編期。
それでも、新番組を立ち上げる度にドキドキしています。
それこそ、新譜のレコードに針を落としたティーンエイジャーのココロで。
いろんなひとたちと、このドキドキをシェアしながら
2012年の秋も頑張ります!

iOS6ェ…。

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夏も終わりですが。

さて、モノが売れないこの時代にあって
発売に際して徹夜行列まで出るなど気を吐いているiPhone5。
これに併せて、9月20日からiOS6の配布が始まっていますね。
マップの出来がヒドい!などと話題になっていることもあり
アップデートするか悩んだのですが、音声アシスタントのSiriがiPad(3)に対応したこともあり
iPadの方だけにインストールしてみました。

余談ですが、iOS6のマップについて笑ったツイート
【iOS6での東急まとめ】
東急病院駅・ampm駅・駅内局駅・東急ストア駅(2ヶ所)が開業、
溝の口駅の命名権を売却し結果「餃子の王将駅」に改名、
自由が丘駅と奥沢駅が合併し「バーミヤン駅」に改名、
みなとみらい線馬車道駅の命名権を横浜銀行に売却し「横浜銀行馬車道駅」に改名
…こりゃヒドい(;´∀`)

で、ワクワクしながらやっとSiri嬢と語り合うチャンスを得たのですが…
音声認識の精度はそれなりですが、アプリを起動して、と頼むと
「そんなアプリないです」とか言われちゃうし
「昨日のホークスの試合結果を教えて」と頼むと、
今年5月のアトランタ・ホークス(NBA)の結果を教えてくれちゃったり、
なんだか今ひとつピリッとしないのです。
メールを口述筆記で送れるのは便利そうなのですが、
アドレス帳の登録がいい加減だと、宛先選択で頓挫してしまうし…。
またSiri以外だと、話題のマップもさることながら
Youtubeアプリも勝手に削除されたりしてしまいます。これは腹立たしい。
ちなみにこれらについては、SafariでGoogle mapsやYoutubeを開いた後に
「ホーム画面に追加」とすると、アプリのようにそれらを使うことができます。お試しあれ。
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画像はクリックで拡大します。

僕は初めてのお客様を往訪するときなどにGoogle mapsを使うので
当面はiPhoneへのiOS6のインストールは避けることにしました。
同様に、iPhone5の導入ももうちょっと様子見です。
(Google mapsは、近いうちにGoogle公式アプリが登場するようです)
で、唯一Siriとの会話で便利だと思ったのが冒頭の写真。
アーティストの名前で、音楽の再生ができるのです。
あまり有能なアシスタントにはなってくれそうにありませんが
面白い使い道を考えてみようと思います。

UltraBookを導入。

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この薄さは驚異的ですが…。

さて、先週UltraBookを導入しました。
ASUSのZENBOOK UX21A(UX21A-K3128)です。
11.6型の薄型筐体に、Core i7(1.9GHz)のプロセッサ、4GBのメモリ、128GBのSSDを搭載したマシンです。
これまで、ネットブックの走りであるASUSのEeePC 4G-Xに始まり、
EeePC 900、EeePC S101とネットブックを三世代使い、その後CULVノートのVAIO G2
すぐに手放しましたがUMPCのFMV LOOX U/G-90など、モバイルPCをやたら買い込んできました。
一人でなんでもやらなければいけない零細企業の経営者には
モバイルワーキング環境というのは非常に切実な問題でして(;´∀`)
今回は、秋以降一気に増える担当番組を視野に入れて、
オフィスや自宅以外でも、番組編集ができる環境を作るために購入したのですが
正直な話、今回は最後まで導入自体を悩んでいました。
というのも、今年の3月にiPadを購入して以降、
殆どの社外業務はこれで済ませることが出来ているからです。
ExcelやPowerPointなどのドキュメントは普通に読めますし、
多少高度な作業の場合は、iPadで会社のPCを遠隔操作すれば何とかなります。
またiPadは驚異的にバッテリーが持ちますし、起動も速く、例えば新聞の閲覧などは
寧ろPCよりも便利だったりする訳です。
唯一現在の環境で出来なかったのが番組編集なのですが
それのために、重量でiPadの1.6倍強、バッテリー持続時間で3分の1のPCを導入するのは
なかなか悩ましい問題でした。
同じモバイルノートPCという軸線で考えれば、重さは僅か1.1kgしかありませんし
フルサイズのキーボードが使えて、インスタントオンを使えば2秒で起動するこのUX21Aは
僕の生産性を飛躍的に高めてくれるのは間違いないんですけどね。
ちなみにこれまで使っていたモバイルノートPCはVAIO G2なのですが
Core 2 Duo(1.33GHz)/64GBのSSD/メモリ2GBというスペックでも
やはり番組編集をするには非力でした。
最低限、自宅の据え置き型ノートPC(Lenovo/Core i5/メモリ4GB)位のパワーがないと
快適に作業するのは難しいんですね。
でもこれも、数年のうちにはiPadで出来てしまうようになる気がします。
そう考えると、モバイル通信用ルーターとiPad出現以降のモバイル環境というのは
PCの存在を大きく変えたのかもしれません。これも時代なんですかね。
何はともあれ、買った以上は使い倒そうと思っていますし、
それによって更に生産性を高めて、しっかり投資効果を高めたいと思います!

幅。

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最近、毎日こんな感じです(笑)

さて、僕が軸足を置いている放送業界は、10月の改編期に向けてバタバタしておりますが
ご多分に漏れず、僕もアタフタしております。
可能な限り、仕事は追い回すもので、追いかけられるものではない…という姿勢で臨んでおりますが
そうも言っていられない感じです。
で、10月以降はマンスリー/バイ・ウィークリーも含めて9本の番組を制作するのですが
(これまでは4本だったのです。)
今まで取り組んだことのないタイプの番組が増えています。
経済系の番組と、ハワイの番組が従来の守備範囲だったのですが
・某大物アーティストもの
・ラジオドラマ
・ワーキングママ向けの子育て情報
・ニュース系
・某音楽評論家さんの番組
…と、ずいぶん僕っぽく無いものがラインナップされております。
この振り幅を追いかけるのは大変だ…。
新しい領域の番組に挑むのは楽しいのですが、なかなか緊張します。
とにかく無事にスタートさせて、その上で良いものを作らなければ。
ちなみにラジオドラマについては
一本目の脚本は諸般の事情により、自分で書きました。
これがもう…本当に大変。
55分間/全12回のテレビドラマを書ける脚本家さんというのは凄いですな。
15分の単発脚本を書くのに、結局三週間以上かかってしまい
自分の中で設定した締め切りを6日間もオーバーしてしまいました。
ここ暫くは、お仕事で締め切りを越えるというのはほぼ無かったので
精神的にとてもキツかったです(;´∀`)
まあ、言い訳するとですね
今回は恋愛モノだった訳ですよ。
普通の物語だって書けないのに、いきなり男女の機微を書けつってもね…。
まあ、脚本家を立てなかった自分が悪いんですが。
何はともあれ、いまの毎日の頑張りが
いい形で未来を拓くものになるように、
心を込めて、一所懸命頑張ろうと思います。
番組のオンエア情報などは、Twitterなどにチョロチョロ書いていますので
お時間があれば、ぜひお聴きくださーい!

走るのは今!

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父ちゃんは頑張るのです!

最近モーレツに忙しく、ずっとバタバタしています。
気がつけば、同時進行中の番組が9本にまで増えて
キャンペーンサイトなどのWeb業務も、事務局業務や企画案件も複数。
ここまで慌ただしいのは、SEVENの創業以来初めてかもしれません。
何度も書いていますが、弊社のような独立系の零細企業がここまで忙しいのは
本当にありがたいことです。
一方で、前回のエントリーに書いた「将来の成長のための案件」も
待ったなしで動かし始めました。
先にアポイントを入れて、自分自身の逃げ道を奪って、進めていきます。
実態は個人事務所同然の弊社は、僕の仕事量が会社の規模を決めてしまいます。
それって、「ちょっとセーブしようかな」も簡単に出来てしまうんですね。
昨年主軸のスタッフが相次いで去り、財務面・業務面でも瀕死の状態になり
まずは傾いた経営を建て直すことに必死になる一方で、
スタッフを抱えることの難しさやリスクを感じていました。
結果、事業規模の拡大には消極的になっていたんですね。
そして、昨年下期からキャッシュフローなどが落ち着いてくると、それに安心してしまい
正直、「俺の器じゃこんなもんかな」とか「メシが喰えるだけありがたいってことかな」と
悪い方向に意識が行っていました。
でもそれでは、自分の旗を掲げた意味がありませんし、
自身の成長を諦めることになってしまう、と思いました。
ここで腹を括って、会社を大きくするために自分を追い込もうと思います。
今回の作戦が成功するかどうかはまったくの未知数ですが
先ずは一歩を踏み出すこと。
現状に満足せず、遮二無二前進すること。
これを肝に銘じます。
まあ、ぶっちゃけた話をしてしまえば
あと4ヶ月で生まれてくる息子にとって、カッコいい親父でありたいのです。
もしかしたら、後継者になってくれるかもしれないし(笑 そんなことは期待しちゃダメですが)
弊社を支えて下さるお客様や、パートナーの皆さんへの感謝は勿論ですが、
そんな風に意識を変えてくれる息子にも、感謝しなければなりません。
男親は、お腹を痛めて子どもを産む訳ではありません。
だからこそ僕は、家業で頑張ります。
お父ちゃん、一生懸命お仕事頑張るから
チビも元気に、健康に生まれてくるんだぞ!

成長のために。

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先日スタジオから観た景色です。
ビル群の向こうに富士山が見えるの、判りますか?

さて、弊社的には下半期に入った9月。
僕が軸足を置いている放送業界では、10月改編に向けた動きが激しくなっていますが
ありがたいことにたくさんのお仕事のご相談を頂いています。
全てのお客様、パートナーの皆さまに、心から御礼申し上げます!
ただ非常に悩ましいのがリソースの配分。
うちのような零細企業でも、「足許の売上のための案件」と「将来の成長のための案件」があります。
これのバランス取りがとても難しく、いつも頭を抱えています。
特に現状は、属人性の強い業務が主軸になっているので
そのご期待にしっかりお応えしなければいけません。
ですから案件が増えてくると、この配分に苦慮することになります。
いまお客様から求められている課題に充分に応え、
その時、その時の経営状態を安定させて
さらに未来のために開発を怠らない…というのはとても難しいこと。
直近の業務ポートフォリオをきちんと整理して、クオリティと効率が両立するように
且つ適正な利益水準を確保して、将来へのヒト・モノ・カネの投資が出来るようにするのが
経営者に課せられた重大な使命ですよね。
ともすれば、目の前の仕事を片付けることだけにカタルシスを求めてしまいがちですが
中長期的な視点を忘れず、しっかり前進したいと思います。
いま手許にある2つの「未来のための企画」は、時間をかけてでもしっかり育てて行かなければ!
どちらの案件も、きちんと考えつつ、手を抜かずにお仕事して参りますので
お仕事のご相談はどんどん宜しくお願いします!(←営業)

東京。

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会社の窓から、六本木上空を泳ぐ飛行船が見えました。

8月最後の月曜日は、事務作業と明日の収録の準備に追われる一日でした。
お客様にお送りする書類を封筒に詰めていたら、ふと
社用の封筒に印刷された、東京都港区南青山…の住所に目が止まりました。
一週間の大半を過ごす場所ですから、普段はべつだん気にしないのですが
今日は「ああ、俺は東京で生活しているんだな」と思ったのです。
昨夜、福岡は宗像の中学校に通っていた頃の恩師の訃報が届きました。
30年近く前にお世話になった、吹奏楽部の顧問の先生でした。
その中学校は、入学から8ヶ月ほどで転校してしまったのですが
就職したあとも、時々部活の新年会などでご自宅にお邪魔していました。
最後にお会いしたのは、確か27・8の頃ですから
もう10年以上ご無沙汰していました。
お別れと、これまでの御礼を申し上げたかったのですが
残念ながらスケジュール的に、福岡に向かう時間がありませんでした。
弔電を手配しながら、
ああ、福岡は時々ひどく遠く感じるな、と考えていました。
10年前の丁度いま頃、新卒で入社した会社に退職の意志を告げて
東京で暮らしていくことを決めました。
もう人生の4分の1を、この街で暮らしています。
東京、とくに拠点を置いている青山の街は大好きですし
今後もこの街で生きていきたいと思っていますが
ふと自分の中に「福岡の視点」を感じると、ちょっとむずがゆいようなヘンな感じがします。
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iPadをPCモニターにする。

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この画面ではPCでPowerpointを、iPadでExcelを開いています。

さてこれまで、iPadやAndroidタブレットによるPCの遠隔操作などについてお話してきましたが
このへんとかこのへん。それ以外のTipsはこちら。)
今回はiPadをPCのデュアルモニタの片方として使ってみようという話題です。
この春から、あるクライアント様のご依頼により
データの分析と、それに基づく報告書の作成を毎月行なっています。
膨大なデータファイルを複数参照しながら、一定のフォーマットに落としこんでいくのですが
複数のExcelのファイルやシートを読んで、データを抽出して、統合して…というのが大変面倒です。
母艦PCでは1,600×900の画面内で、複数のファイルを並べて表示しているのですが
この場合、それぞれのファイルの表示範囲が狭いので、頑張っても2つまでしか展開できず
しかもそれぞれが充分な表示を確保出来ていないんですね。
そこで、iPadアプリの「DisplayLink」を使い、PCのデュアルモニタの片側として
iPadを使ってみました。このDisplayLinkの使い方は、こちらのサイトをご参照下さい。
このアプリを使ってiPadをモニタとして設定すると、PCのデスクトップが拡張されます。
例えばPCの右側にiPadを置くように設定した場合、PC上のマウスポインタを画面の右に持って行くと
iPad上のデスクトップにカーソルが出てくるんですね。ちょっと面白い。
これによって、冒頭の写真のように、複数のアプリケーションを全画面表示で使うことができます。
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iPadはPCモニタより高解像度なんだけど…

これによって、3つから4つのExcelファイルを展開して、それぞれを充分な表示で見ながら
作業をすることができます。これによって、いちいちファイルを最小化したり最大化する必要はなし。
生産性の向上が期待できます。
ただ残念なのは、iPadの解像度が1,024×768に固定されてしまうこと(横向きの場合)。
iPadのRetinaディスプレイは、2,048×1,536の解像度がありますから、これを活用できれば
更に作業スペースが広がるのですが。
この手のモニタ化アプリはたくさんあるのですが、HD対応しているものは少ないようです。
有料のSplastop XDisplayの試用版も試してみたのですが、こちらも同様でした。
PCとiPadは無線LANで接続されているので、
動画などを観る場合は反応速度が気になるかもしれませんが、Officeファイルの編集では無問題。
便利であるがゆえに、解像度問題の解決に期待したいところです。