これはイイ時計!

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2時方向に見える赤いのが秒針です。
9時位置の赤いラインで合わせます。

さて、2月最初の時計。(また買ったんか!系のツッコミは禁止です 笑)
今回はオリエントの「カバンシリーズ」から、FERAP001B0です。
自動巻きで、ディスクが回転することで時間を表示する「機械式デジタル」と言われるタイプ。
シャウアーの「デジタル」などが有名ですね。あと、A.ランゲ&ゾーネのツァイトヴェルクとか。
かなり昔、当ブログではセイコーのMoving Design CollectionのDISCUSBURGERをご紹介しました。
これらの機械式デジタルの時計は非常に興味があったのですが、いかんせん高い。
シャウアーは110万、ランゲなんて567万!セイコーは10万弱くらいでしたっけ?
で、現実的な選択肢としては、このオリエントのカバンシリーズがあった訳ですが…。
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とにかくこれまでのモデルは納得いかんかった。

残念ながら、僕の趣味に合うデザインの時計は無かったのです。
ところが、先週末に久し振りに検索をかけたところ、どえらくクールなモデルが出ておりまして
早速購入しました。お値段10,000円ポッキリ(税抜・送料込)。オリエントらしい激安価格です。
ほぼ間違いなくムーブはオリエント・スリースターと同じ系列のものでしょう。
手巻きなし、ハックなし、デイト付きとなっています。
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ケースはブラックと云うよりガンメタに近い発色のPVDです。

この時計、3枚のディスクが回転していまして
一番外側がカレンダー(6時位置の窓で表示)
その内側に時針、最内に分針に相当するディスクが並んでいます。表示は9時位置で読み取り。
秒針だけが通常と同じ形になっています。
このディスクは内側に向かうほど高くなっており、ケース内で立体感を出しています。
ケースの中で奥行きを感じさせるデザインというと、リシャール・ミルなんかがそっち方向ですね。
フェイスの上部と下部は、黒いシースルーになっていて、これもなかなか洒落ています。
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裏蓋のデザインそのものはいいんだけど。

裏蓋はソリッドバック。ケースがPVDなのにこちらは普通のステンレスです。
その為、横から見ると物凄く安っぽく見えます。裏蓋のデザインもなかなか凝っていただけに
ここだけはかなり残念です。
竜頭には、オリエント伝統の向かい獅子が刻まれており、これも悪くない。
全体として、かなりクールな仕上がりになっています。これはイイぞ!
このモデルは、他に白・紺・金などのカラーバリエーションがありますが
いずれもかなりカッコいいです。但しちょっと前から発売されている豹柄モデルはアウト(笑)
海外専用モデルとなっていますが、オリエントの海外サイトにも記述はなし。
ググるとなぜかロシア語のサイトばかりが出てきます。ロシア向けなのかな?
オリエントというと、クラシックなモデル(60周年モデルのWV0021DTなど)はいいけれど
それ以外は然程グッと来るモデルは無かったのですが、これはかなり…いや、とっても気に入りました!
これから愛用しようと思います。