巧く撮れたのでアップ。クリックで拡大します。
さて、ちょっと古い話なのですが
2週間ほど前に、銀座のニコラス・G・ハイエックセンターに行って参りました。
そう。先日のエントリーでご紹介したブレゲ・No.1160を観に行ったのです。
14階のシテ・ドゥ・タン・ギンザには、このNo.1160と
プチ・トリアノン宮殿のオークで作られたケースしか展示品は無かったのですが
それぞれの圧倒的な存在感で、時間を忘れて仕舞うほどでした。
ひとつ僕が間違っていたのは、このNo.1160の原型となるNo.160は
マリー・アントワネット自身が発注したものではなく、彼女の信奉者が、彼女にささげる為に
発注したものなんだそうです。プレゼント用だったんですね。
ロックサファイアの文字盤の奥の輪列は、それが何の為にあるかが判らないほど複雑で
それぞれがゆっくりと動く様は、およそ200年前の技術で作られたとは思えない程の素晴らしさ。
ただ、超複雑機構のスケルトンは実用には耐えがたいので(実用するもんじゃないでしょうが)
実際に使用する際は、ケースに収められていたエナメル文字盤じゃないと辛いだろうなと思ったり。
ちなみに、センターにスモセコとは別に独立秒針(クロノグラフの原型となったものだそうです)が
あるのですが、これがステップ運針なんですよ。これにも驚きました。
ブレゲ・ブティックのOさんによれば、もう日本に来ることはないでしょうね、とのことでした。
まあそれは無いでしょうが、今このタイミングで謁見出来たことはとても嬉しい事でした。
今日で展示は終わってしまうので、もう一度観に行こうかなと思ったのですが
仕事があったので断念しました…。
その後、同ビル3階のブレゲ・ブティックで数々のアイテムを拝見。
いやもう…こんなに美しい時計が世の中にあるなんて…。
特に個人的に好きなトラディション(Ref.7027)やRef.5140(ギョシェもエナメルも)は
息を呑むほどの美しさ。
嗚呼、今すぐにでも欲しい…。
実際その後、すぐ近所の銀座日新堂でも少し時計を観たのですが
ブレゲの後だと、ロレックスが如何に「実用時計」かが分かります。(時計の価値ではなく)
昨年話題になった、シードゥエラー・ディープシーでさえ、胸に響かなかったもんなぁ。
パテックやバシュロンも美しいのですが、僕はやっぱりブレゲのデザインが大好きです。
とは言え、帰り道にちょっと考えたのが「自分の品格」。
少なくとも現時点での僕は、ブレゲのクラシックが似合う品格や分別が有りません。
例え欲しいモデルを購入できるだけの資金があったとしても、今は買っちゃいけないような気がします。
取りあえず今はアエロナバルで我慢、ガマン。
たかが時計。されど、時計。
他の人からの評価もそうですが、何より自分が自分を「いいオトコ・いいオトナ」として認められるようになりたいです。
いつか自分自身が納得してブレゲを着けられるように、努力しなきゃなぁ、なんて思いました。
ちなみに、銀座のブレゲ・ブティックには
世界限定1個(…ってカタログには書いてあるのに、サイトでは6個になってる!)の、
No.5完全復刻版が展示してあります。
お値段何と199,500,000円!
流石にこれは買うとか買わないとかの話にはなりませんが
大きな文字盤に反比例した、異様なまでに細かい手彫りのギョシェは一見の価値があります。
銀座にお立ち寄りの際は、是非ご覧あれ。
ちなみにNo.5は、これ専用のカタログがあります。凄い。
【18:00追記】
忘れてました!先日ちょこっと書いた新番組の告知です!
新番組「日経ヴェリタス 大江麻理子のもやもやトーク」
6月2日からスタートします! ポッドキャスト&ラジオNIKKEIで聴けますよ!
NIKKEI NET(毎週火曜配信開始)&ラジオNIKKEI(第1放送・毎週火曜22:30-23:00)
テレビ東京アナウンサーの大江麻理子さんが、遂にラジオに初登場!
日経ヴェリタスの記者さんと、激動するニッポン経済&世界経済を解説。
皆さんのビジネスや投資活動に役立つ最新情報をお届けします。
この番組は、構成として参加させて頂いております。皆さん是非お聴きください!
ちなみに大江アナ、本当に頭脳派で、しかも美しいです…。
個人的には、これで夢の「ラジオマングランドスラム」(AM・FM・短波・コミュニティFM・Podcast・海外局)を達成!
お客さん、ラジオ全種類企画&制作をやってる会社なんて、株式会社SEVENくらいのもんですよ!
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