安くて美しい、は無茶?

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好きな時計ではあるんですけどね。
今回の画像は全てクリックすると特大版になります。

さて、今日は雨が降っていたので久し振りにJ.SPRINGSBEB005を稼動。
現場作業用にと約3年前に購入したものですが、最近はイベント現場を社員に任せていることもあり
着けて出る機会が減っていました。
この時計、セイコー・インスツルのY676Aという自動巻きムーブメントを搭載しています。
輪列を見ると、セイコーの7S26の廉価版という印象のムーブメントなのですが
これが兎に角、色気に欠ける訳です。
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もうパサパサ。
巻上げ効率は良いですが、精度はそれなり。

この時計、J.SPRINGSが日本デビューした頃は実勢1万円ちょっとだったので
まあそりゃ装飾要素なんてコスト的に入れようが無いのは判るのですが、とは言え酷い。
競合する価格帯のSwatch・YAS403「ヘラクレス」の使い捨てムーブ(ETA2842)の方が
まだ色気があるような気がするのです。
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これがYAS403のETA2842(2824じゃないですよ。)

国産の時計、しかも普及価格帯の時計でムーブメントが美しいと評判のものってありますっけ?
その辺が、僕がセイコーやロレックス(こちらはスイス製ですが)に惹かれない理由かもしれません。
2008年に発表された「クレドール・ノード・叡智」のCal.7R08なんかは結構綺麗ですが、高過ぎだし。
例えばこのブログでも度々ご紹介しているeposの3377などは、ユニタスを非常に美しく仕上げています。
これでも定価は10万円しません。こんな風になるといいんだけど。
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比較のため、エングレーブしていない3377-2の方です。これでも綺麗。

ちなみに、シースルーバックになっていないブレゲのアエロナバルでも、裏蓋の内側には
こんなムーブメントが鎮座しております。まあ、滅茶苦茶綺麗という訳ではありませんが…。
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アエロナバルのCal.582はレマニア製ですね。
見えなくても、ちゃんとコート・ド・ジュネーブとペルラージュが施してあります。

グラスヒュッテ・オリジナルのCal.39-31が、現時点で僕が保有する時計の中で
もっとも手が込んだムーブメントだと思いますが、これは価格相応なのかもしれませんね。
安くて美しいムーブメント、というのはちょっと無理な話なのかもしれません。
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この時計のムーブについては、こちらの記事をご覧下さい。

そう考えると、B-Barrel謹製のエングレーブドマネタスを搭載したSWC1
相当コストパフォーマンスが高いのかな…。