時計自体は…どうにもなりません。
さて、前回のエントリーの最後にちょこっと書いた時計は
SONNE(ゾンネ。ウムラウト省略)ですた。
楽天やらドン・キホーテとかでおなじみの中華産国内ブランドですね。
これ、
ビーバレルのぶー社長が
ブログで紹介されていたアウトレット(ガラ)案件でして
機械式時計がなんと
2,980円(税込)という破壊力満点のお値段で販売されております。
僕はYahoo!ショッピングのポイントが1,300円分位あったので、実質1,700円くらいで
購入しました(送料の630円が妙に重い負担に思えます)。
これの凄いところは、
スワンネック緩急針付きのマネタスが載っているという部分なのですが
ブツが届いたところで、早速写真を撮ってみました。どうぞご覧下さい。
写真をクリックすると特大版をご覧頂けます。
スワンネックの本場・
グラスヒュッテ産のそれと較べると、随分大振りな緩急針です。
これ、ちゃんと調整できるんですかね…。中華ムーブのスワンネックって、大体この形です。
精度的にはとりあえず初日が24時間でマイナス約20秒。マイナスかよ…。
まあ、上海でも北京でもない、結構リーズナブルな杭州モノのようですし、
しかもそれのガラだってんだから、作り的には推して知るべし、です。
三分割プレートは、かなり残念な感じの(笑)コート・ド・ジュネーブ仕上げになっており、
パっと見た目は萌えちゃう感じです。パッと見に3,000円…どんなもんでしょう?(笑)
ただ、やはりガラだけあって凄まじい部分があります。
この時計を買ってしまった方々が共通して指摘している竜頭の形状の悪さ。
指だけでゼンマイを巻き切るのは結構な作業です。滑ってなかなか固定できないんですよ。
しかも、香箱のパワーを抑制するコハゼに難があるようで、巻き上げの途中にブルンっ!と
音がしてゼンマイがしばしば抜けちゃいます。これは辛い…。
あと、ビックリするほど針がチャチ。その針にもインデックスにも夜光は塗ってないのに
逆回転防止ベゼルが付いていたり(しかもそれをブラックアウトさせてどうすんの、という話)。
ケースの仕上げ(側面が特に酷い)やベルトも価格相応…って感じです。
結論すると、ガラと割り切って2,980円+送料でドイツ風マネタスを買える
シャレの分かる人か、ロベルタスカルノ院長のような”マネタス・マスター”の方向けの一品ですね。
個人的には、まあまあ面白い買い物だったと思います。ブログのネタにもなりましたし(笑)
既に3色のうち2色が売り切れているので、ご興味のある方はお早めにどうぞ。
ちゃんと精度が出て、しかも美しいドイツ風
マネタス中華ムーブ(間違えました。恥ずかしい…)を
ご希望の方は、圧倒的にビーバレルの「シンプル北京」こと
BB0038をオススメします。
梨地仕上げの
BB0041もいいですよー。
【本日のおまけ】
青山霊園の桜です。桜吹雪が美しかったのですが、動画には映っていません(涙)