ROAMERを購入!…してみたら。

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勿論、いい時計なんですよ。

さて、昨日のエントリーにちょこっと書いた新しい時計。
今回はROAMERのコンピテンス・オリジナルです。
ヤフオクに新品がかなり安いお値段で出ていたので一応入札していたら、他に誰も入札せず
開始価格で入手できてしまったというもの。なんと36,000円ですた。
このROAMERは、2つのポイントが気に入って2年以上も探していました。
まず、スケルトン系の時計であること。CORUMのゴールデン・ブリッジに憧れていまして、
以前このエントリーでご紹介した際、コメント欄でROAMERを現実的な選択肢として挙げていました。
次に、フォンテンメロン(FHF)のデッドストックムーブであるCal.138.011(17石/手巻き)
を搭載していること。フォンテンメロンはETAの前身であるエボーシュS.A.の一翼を担った
会社で、1989年まで存続していたブランドです。
ETAの28XX系ムーブは沢山ありますから、別のムーブを載せた時計が欲しいな、と思ったのです。
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ムーブメントは巧く撮れなかったので、加坪屋さんから拝借しました。

このCal.138.011は、コート・ド・ジュネーブや青焼き風螺子を驕っているものの
全体としては小さく、質素な感じのムーブメントです。まあ、フォンテンメロン自体が
そんなに高級志向のエボーシュではなかったようですしね。
(傘下のランデロン社もどちらかというと普及品を多く作っていたようです。)
で、実際に商品を手に取ると、適度な大きさや、シルバーと黒のコントラストの節度感が
非常に心地よい一品です。スモールセコンドのインダイヤルはレコード引き仕上げです。
ベゼルや側面のポリッシュ仕上げと、ラグ前面のヘアライン仕上げの使い分けも満足。
中を抜いたドーフィン針も、価格相応の仕上げといっていいでしょう。
ただ、僕は気付いてしまったのです。
革ベルトのブランド銘の押し方や全体の仕上げが、ある特定の時計達のそれと酷似していること。
そして、ディプロイメントバックルのパーツが、この時計のそれに酷似していること…。
これは恐らく、一部で「Sino-Swissもの」と呼ばれる時計なのではないでしょうか。
既にスウォッチ・グループの一部の時計が、主工程を東南アジアに委ねていることや
一部の新興(或いは復興)ブランドがSino-Swissものになっていることは知っていたので
余り驚きませんでしたが、実売価格と質感を観察すると「やっぱそうだろうねぇ」と得心します。
ケーシングと一部の工程をスイスで行って、「ムーブメントのコスト比で」50%以上を
スイス国内で作った時計はSWISS MADEを名乗れる訳ですから、ムーブがスイス製のこの時計なら、
胸を張ってSWISS MADEを名乗れる訳ですよね…。
実際ネット上のROAMERの説明を読むと、クォーツショックから92年ごろまでの記述が
ひどく曖昧なんですよね。実態としてはここでROAMERやMSTの系譜は一度断絶されて
その後復活する際にSino-Swiss化を果たしたのでしょう。
最近のブランドでは、B社(昨年辺りに、時計雑誌の表1・2でよく広告を出してた)とか
M社(07年に復興)などの時計がSino-Swissものではないかと疑っているのですが、
実態はどうなんでしょう?
ご存知の方、お教え下さい!
【参考記事】まー提督がお書きになった小説

新年度に突入!

さて、本日から株式会社SEVEN株式会社エアフレイム共に新年度に突入しました。
メディア及びコンテンツ産業を取り巻く状況は、決して楽観できるものではありませんが
日々生み出される新しいトレンドを正確に受け止め、且つそれをポピュラリティを以って
エンドユーザーの皆様にお届けすることが出来るよう、研鑽を重ねたいと思います。
皆様、2010年度も是非宜しくお願い致します。
ちなみに本日は羽田で新番組のお打ち合わせ。
これまでの弊社の仕事とはちょっと毛色の違う番組企画をお話させて頂いています。
今期はそれに加え、収益構造が独特だったり、クロスメディア手法が新しかったりと
興味深い案件の引き合いを頂いています。
今年の春は、ラジオ業界の反転攻勢の息吹を確かに感じます。
この小さい会社でさえそう感じるのですから、業界全体ではかなり大きな潮流になるのでは?
可能であれば、その全てを実現し、聴取者のみなさんにお届けしたいと思っています。
一所懸命考え、良いものを創る努力を惜しみませんので、何卒宜しくお願い致します!
更に新年度のスタートと時を同じくして、株式会社SEVEN第三期の目玉と位置付ける
新サービスの開発にも着手しました。これは何としてでも成功させたいですね。
充分なクオリティを確保するためには、応分の投資と、それに耐えうる資本状況が求められますが
未来を示し、それを具現することこそ経営者の使命と心得て踏ん張らなくてはいけません。
まだまだ若輩・弱小の立場ではありますが
ラジオ業界にイノベーションを起こせるだけの力を持つべく、日々努力して参りますので
業界のみなさま、是非弊社にお声掛け下さい!
で、最後にポロっと。
本日、新しい時計が手許に届きました。これについては後日…。
キーワードは「FHF」です。わかりますかね!?
(まだ買ってんの!?というコメントは禁止しますw)

ありそうでなかった!

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自分でびっくり。

さて本日から3日間、福岡に来ています。
今日はジャケット+ジーンズでお得意廻りをして、明日は友人の結婚式。
カジュアルとフォーマルが一旅程に混ざっているので、今回はアエロナバル(Ref.3800ST)と
クラシック(Ref.3210BB)の二本を帯同させました。
ワタクシのBreguet Fleetの揃い踏みです。
んで、お昼に喫茶店でお茶を飲んでいる時に
「そう云えば、この2本を一枚の写真に収めたことはないなぁ」と気付いて愕然とし(笑)
急いで撮ったのがこの写真です。なんで今までこの構図を思いつかなかったんだろう?
今度、デジカメでちゃんとした写真を撮ろうと思います。きっと美しいはず!(笑)

恋より甘く、青山の夜は更けて。

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わかりにくい写真ですが、雰囲気だけ。

さて今朝のエントリーとは前後するのですが、
昨夜は南青山のBody & SoulTOKUのライブを楽しんできました。
昨年最後のエントリーに埋めた動画のBGMを歌っているジャズシンガーです。
現在のJ-Jazzシーンで、おそらく最もポピュラーな存在と言える彼の最大の売りは
何と言っても彼自身のヴォイスであるかと思います。
ちょっと鼻に掛かった甘い声は、暖かく、かつクール。
女性からの人気はさることながら、男性が聴いても甘い気分に浸ることが出来ます。
この日は彼のヴォイスに併せて、これまた甘いI.W.ハーパーで酔いました。
また、このクラブは非常に音が良いことも気に入りました。ああもう凄く良い気分。

“again” いい曲だったなぁ。

1stセットの終演後、初めてご挨拶をさせて頂きましたが
声の雰囲気そのままに、落ち着いた物腰が大変魅力的でした。
(ところが、ライブ中のMCは非常に面白いのですよ。)
いつか一緒に番組をしましょう、とお願いして握手したその掌は、意外な程大きかったです。
ちなみに彼のもうひとつの顔であるフリューゲルホーンも、彼のヴォイスのように甘いのです。
2ndセットのアンコールで、彼の友人であるアトランタ在住の日本人シンガー
Maya Hatchがカウンターからステージに招かれてセッション。
彼女も、小柄な体躯に似合わぬ芯の強いヴォイスで、とても魅力的でした。
しかも、近隣のBlue Note Tokyoで来日公演2日目を終えたばかりのロイ・ハーグローブ氏と
彼のツアーメンバーが続々と来店。TOKUのステージにフラっと上がり、演奏します。
お客も、そしてTOKU自身も驚く大セッション。
なんと2ndセットは1時間弱だったのに、アンコール&セッションが1時間半(笑)
この夜Body & Soulに集まった40人強のお客はとてもラッキーでしたね!
終演後、今度はロイ・ハーグローブ一座と片言の英語でお喋り。
あなた達の音に出遭えて幸せな夜だったよ、と伝えたら、にっこり笑ってくれました。
次回は3月29日に、TOKUは小沼ようすけ氏を迎えてBody & Soulに帰ってきます。
南青山の隠れ家で繰り広げられる、恋より甘い夜。みなさんもいかがですか?
すっかり酔っ払って歩く深夜の六本木通りは、春の匂いがしました。
Body & Soul
6-13-9 Minami-Aoyama,Minato-ku,TOKYO
03-5466-3348 (5pm-)

春だね…。

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朝靄に煙る六本木がとても綺麗だったので一枚。
刺すような寒さがなくなり、いよいよ春の匂いが青山にも漂い始めました。
この春が、僕たちにとっても素敵なものを芽吹く季節になりますように。

ネットってありがたいなぁ。

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拾い上げた画像から一枚。

さて、この「Tak’s Weblog Version 2.1」は自分の個人サイトとしては5つ目。
作っちゃ潰し、作っちゃ潰ししてるんですね(苦笑…)
テーマもその時々で、サークルのサイト、バイクのサイト、ネタブログ、ネットラジオなど。
で、その中で結構一生懸命更新していたバイクのサイトをインターネット・アーカイブ
久し振りに読み返していたら、当時の更新用PCが逝ってしまったために紛失した画像を
数点ですが回収することが出来ました。凄くうれしい。
このバイクのサイトは、ヤマハのビラーゴカワサキのバルカンに乗っていた頃のもので、
大変ありがたいことに僕以外の執筆者の方がいらっしゃったり、各地でオフ会を行ったり
海外のサイトからリンクを要請されたりと、結構盛り上がって居りました。
ところがこのサイトをやっていた頃って、個人的に色々あって更新が止まることが多かったんですね。
で、最後は病気で長期療養に入ったことで更新を終了してしまったのです。
このサイトに掲載していた写真は、バイクでツーリングした時に写真を撮って、
それに随分感傷的なモノローグを付けて加工したものだったのですが、それが無くなって
寂しい思いをしていたものですから、全部ではないにせよ回収できたことは
大変嬉しく、ネットってありがたいなぁと思える出来事でした。
このブログは、細く長く続けていければと思います。
【19:10追記】
Q社S部長、わざわざのお運びありがとうございました。恐縮です。
まず一つ、お仕事をご一緒させて頂ければ嬉しいです!何卒宜しくお願い致します!

美しいムーブメントが欲しい。

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グラスヒュッテ様式を楽しむならやっぱり手巻き?

さて、僕は現在40本ほどの腕時計を使用しておりますが
これは絶品!という美しさのムーブメントを持った時計は未だ持っておりません。
ブレゲは2本ともシースルーバックではありませんし、2種類あるeposの3377は地盤がアウト。
で、現状最も美しいのはグラスヒュッテ・オリジナル・スポーツエボリューション・クロノになります。
自社製のCal.39にデュボア・デプラのクロノモジュールを乗せたCal.39-31(51石)を搭載。
DDのクロノモジュールを積んだ2階建てとなると、オメガの3510.50と同じですね。
これ、グラスヒュッテ様式の基本はまあ抑えてくれています。
・グラスヒュッテ・ストライプとも言われる地盤のコート・ド・ジュネーブ。
 (場所柄、コート・ド・ジュネーブって呼び方は本当は違うんでしょうね。)
・4分の3プレート。自動巻きの場合あまり印象は残りませんが。
・角穴車などに施されたサンバースト装飾。
・スワンネック緩急針。
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「GUB39」(テンプの下に刻印)という表記は、GOの正統性を標榜していて好きです。

ただ残念ながら、同じGOのパノシリーズランゲ&ゾーネのような超高級機種に見られる
金のねじ止めシャトンとか青焼きの螺子、偏執的なまでの面取り仕上げには至らず。
まあGOの汎用ムーブなんだから仕方ないのですけれどね。
ちなみにローターの周縁部は、比重の重い21Kになっていて、見た目のアクセントにもなっています。
このCal.39-31でも綺麗だなぁと思うのですから、グラスヒュッテ産の高級機ならば
相当トキメクのではないかと思っております。
ランゲやシンプリシティのような、壮絶なまでに美しいムーブメントを持つ時計を
一本くらい頑張って入手して、ひねもす眺めて暮らしたいものです。こりゃ頑張らなきゃ。
そう言えば、愛するブレゲはムーブの美観については余り話題になりませんね。
「そっけない」とまで評する方もいらっしゃるようですが、どうなんでしょう?
Ref.5907のムーブとか、十二分に美しいと思うのですが…。

青山スタジオ稼動!

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いや、実際にはこんな感じの番組ではないんですけどね…。

さて、先日のエントリーでお話した株式会社SEVEN・青山スタジオ(←大袈裟)にて
本日から番組の収録を開始いたしました。
普段は編集専門なので、当面このスタジオで収録するのは僕の番組だけなのですが。
防音を施した業務用スタジオではないので、色々試行錯誤しながらようやくセッティングができまして
コミュニティ放送のレベルならば充分な音質でお届けできそうです。
フジテレビの湾岸スタジオに較べれば、規模・資本共に1億分の1くらいの規模です。つましい(笑)
で、栄えある青山スタジオ最初の収録番組で取り上げたのは、竹仲絵里ちゃんの新アルバム
Garden」(3/10発売)です。30分ではとてもこの作品の魅力を紹介することは出来ないので
2週に分けてお送りします。
このエントリーでもご紹介していますが、大変美しく、素晴らしいシンガーソングライターなので
みなさん是非このアルバムをチェックして下さい。絶対損はさせません!

綺麗でいい曲書くからもう最高です。

おヒマな方は、今週・来週のSalus Beat Press(FM Salus 日曜18:30-)を聴いてみて下さい。
こっちは聴いたら損するかもしれません(^^;)
ちなみに今回の設備投資は微々たるものでしたが、3月から始まる次年度・第3期は
いよいよ勝負案件の為の、会社創立以来の大型投資も待っています。
今日はオールスタッフ会議(…って言っても3名ですが)を行い、次年度の売上目標や業務体制、
第4期まで見越した計画を話しました。良い状況、悪い状況それぞれに直面していますが
株式会社SEVENを大きく育てるために、飛躍の一年にしたいと思っています。
頑張るぞ!

もう一度欲しい時計は?

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これはベルトが色違い。惜しいんだよなぁ!

皆さんには、かつて所有していて、いまもう一度入手したい時計ってありますか?
僕がもう一度欲しいな、と思っている時計は4本ほどあります。
まず、人生最初の腕時計。Q&Qのドラえもん時計。おそらくピンレバーウォッチと呼ばれる
手巻きの時計でした。1978年くらいの話ですから、デジタル時計はまだ高かったのかな?
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ちょっと色合いが違うような気もするけど。

次に、中学校3年生の時に使っていたCASIO F-84W(だと思う…ちょっと曖昧)。
既に中学1年の頃から時計蒐集癖はあったのですが、中3の夏に色々な事情から
着の身着のまま、家財も持たずに福岡に越してきて、時計が1本も無かったんですね。
で、時節柄模擬試験を受ける時に困っていて、その時にお袋が買ってくれたもの。
700円でしたね。
当時はその高校受験対策の校外模擬試験(フクトって言えば福岡県民はみな懐かしいはず!)の
受験料1,700円が払えなかったり、26,000円の14型TVを買うのに、13回の無金利ローンを
組まなければならない(それまでは中古の12型白黒TVでした。85年の話ですよ!)ほど
困窮していた我が家にとって、この700円の時計は母の「未来への投資」だったのでしょう。
…ここまで書いて、貧困時のお金の記憶って正確で、且つ忘れないもんだなと思いました(笑)
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インダイヤルが松本零士風(笑)

それから、大学生の時にアルバイト代で買って大切にしていたシチズンのOXY。
多分実家には、電池切れの状態で現存する筈ですが、ウレタンベルトが切れてるからなぁ。
液晶のインダイヤルが3つ付いたアナデジのカッコいいクロノグラフでした。
最後はアニエス・ベーの三針クォーツ。25歳くらいの時に買ったもの。
黒文字盤・革ベルトのシンプルさが凄く気に入っていたのに、捨ててしまったんですね。
お揃いの時計をプレゼントした、当時の彼女と別れてしまったからです。
彼女とはもう会いたくありませんが、時計だけはもう一度欲しい。思い出より時計(笑)
あー、あと、KBC時代の同期・Tくん(彼も時計好き。シードゥエラーしてたな…)から
貰ったのに、ボーリング場に忘れてきたタグ・ホイヤーも欲しいなぁ。
そんなことを、ぽつぽつと思っている水曜の夜でした。仕事しろよ…。

時計エクササイズ?

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7本あると、結構な運動量に。

さて、世間様はバレンタインデーで盛り上がった?日曜日。
ワタクシはオリンピック中継をTVで観た後は
(上村選手、残念でしたね。次回に期待!カナダのリチャーズも素晴らしかった!)
我が時計コレクソンで結構な勢力を誇る「Rainy Day Fleet(雨の日艦隊)」のお手入れを
しておりました。J.SPRINGS逆輸入ORIENTに、Swatchのオートクォーツを加えた構成です。
これらの時計は、雨の日や酷暑時などの過酷な環境で出動する精強なメンバーですが
いずれも竜頭でゼンマイを巻くことが出来ないことから、一気にメインテナンスをする時は
結構な運動になります。手や手首にいっぺんに4つ位の時計を着けて、腕を振るのです。
傍から見たらかなりオカしい人ですね。虚空を見つめて時計ジャラジャラの腕を振り回す(笑)
で、それぞれの香箱が充分にエネルギーを蓄えたら、一つずつ時刻あわせ。
Swatch以外はハック機能がついていないので、なかなか時間が掛かります。
その後ウエスで綺麗に磨いて作業終了。ここまでで1.5時間くらい掛かります。
くたびれましたが、ヘンな充実感もあり(笑)
バイクに乗っていないので、最近実戦稼動が少なくなっていますが
たまにはガッツリ使わなきゃ勿体無いですね!
※この記事を書くために久しぶりにJ.SPRINGSのサイトを開きましたが
 いつの間にかMade in Japanモデルがラインナップされていますね。
 個人的にはInternationalモデルのBEB044&043が気に入りました。
 これ、IWCの現行アクアタイマーにイヤな感じで似てません?(笑)
 因みに最近、シチズンのアナデジテンプが気になって仕方ありません。