情熱について考える。

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本文とは関係ないけれど、本日の時計。
久しぶりにJ.SPRINGSのBEB007を使いましたよ。

年末で忙しく、業務上で厳しい局面に立つことが多いからか
今月は「人間が持つ情熱」について考えさせられる機会が多い。
誰かの情熱にインスパイアされ、勇気を奮い立たせられること。
例えばB-Barrelのぶー社長だったり、布袋寅泰さんのマネージャーのSさんだったり
起業の同期生であるippeichanだったり、T先輩だったり。
そして、今や人生の同志とさえ云えるO氏だったり。
彼らは一様に、他人の心をも熱くさせる熱さと強さを持っていて、
彼ら・彼女らと話す度に、僕は元気をもらっている。
逆に哀しくなる位、生きる情熱が少ない人も多い。
これは…例を挙げるのは止めよう。
彼らのやる気の無さ、困難への闘争心の無さ、「Cool」とは違う醒めた視点は
僕の想いをかき乱し、共に難局に立ち向かう意欲を奪っていく。
確かに、情熱を持って生きていても困難は付きまとうだろうし
逆にあらゆる壁から逃げ回っても、まだ日本では生きていけるだろう。この先は知らないけど。
人生はこの上なく難しく、チョロい部分も多く、楽しくて、辛い。
どっちが良い悪い、は本当は難しいところなんだけど
僕はやっぱり情熱家の言葉を信じる。
僕が壁にぶち当たった時、僕がそれに立ち向かう為の勇気をくれたのは
情熱家の言葉と、暖かい眼差しだったから。
可能ならば
情熱が無い人であっても、僕の熱で火を点けたい。
逃げ腰の人の勇気を奮い立たせたい。
それがおせっかいであっても、鬱陶しいと思われても。
僕には沢山の夢がある。
僕の周りの情熱家達が、僕の夢をグイグイと現実に引っ張ってくれている。
だから僕も、周りの人たちの夢を現実にする為に頑張らなくちゃいけない。
いや、頑張りたい。
人生は、情熱一つで、楽しくできるんだもんね!

一本だけのヴィンテージ

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紳士すぎて着けるタイミングが無い。

一本だけですが、ヴィンテージを持っています。
流石にアンティークとは呼べないシロモノで、60年代から70年代くらいのウォルサム。
手巻き三針(センターセコンド)・23石・耐震装置付きの「DE LUXE」です。
15年前に亡くなった祖父の形見として譲り受けたものです。
この時計、おそらくそんなに立派なものではないでしょうが
ドルフィンハンド、ラウンドした文字盤にドット式のミニッツマーカー、針先は曲げ加工と
クラシックのお手本のような作りになっています。勿論プラスチック風防です。
譲り受けた時は機械式時計に興味は無く、ホッタラカシだったのですが
存在を思い出して引っ張り出してみたところ、萌えポイント満載!
まるで、パテック・フィリップのRef.1578のようです。結構似ているんですよ。
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1963年のRef.1578。似てるでしょ?

パテックは買えずとも、正統派クラシックだ!と現在お手入れ中。
ODS時計工具店アモールサンエーパールを購入し、シコシコ磨いています。
この時代の時計にしては珍しく、竜頭を除いたケース径が38ミリ近くあります。
アメリカ製の時計だからかなあ、などと推測しておりますが、この大きさなら今も使いやすい。
ただ、流石にジーンズには似合わないので、スーツを着た時に付けようと思っています。
これを一週間くらい毎日着けていたら
いつの間にかカラトラバとかにならないかなぁ。無理か(笑)

携帯の機種変更をしたので。

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なかなか難しいね。

先日、訳あって個人持ちの携帯電話を機種変更。
最近の携帯は、ワンセグだフェリカだなんだで矢鱈難しいですな。
まあ通話とメール、そして写真撮影にしか使わないからどうでもいいのですが。
んで、早速時計の写真を撮りまくっているわけですが
なかなか上手に撮れないのねん…。
お気に入りのB-Barrel BB0037の、手仕上げエングレーブの彫りの深さや
青焼き針の美しさを何とか上手くご紹介したいのですが。
ODS時計工具店の写真はいつも美しいねぇ…こんな風に撮りたいものです。)
こんなことに時間を費やしていないで
この連休にする予定だった仕事、早く仕上げないと!(焦)
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ちなみに、これが今のトコ最高傑作。

役員専用車を購入。

さて、私もカイシャケイエイシャの端くれですので(業績等はさておき)
日々の業務をより効率よく回転させ、且つ快適な移動を実現するべく
役員専用車の導入に踏み切ることにしました。
会社資産の私物化だ!とか、虚栄心を満たす為の道具に過ぎない!などの
批判には一切耳を貸しません。なんたってワシが経営者じゃからのー。うっひっひ。
おかげで、都心の頻繁な移動がとてもラクになりました。
最近では通勤にも使っているくらいです。

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ヤフオクで買いました。つまり中古です。

…最近、自分がピザ屋さんや酒屋さんのような気がしてきました。
いつか黒塗りのキャディラックにステップアップしてやるっ!(笑)
でもね、これいいですよー。
雨に濡れないし、たばこ吸えるし(灰皿完備)、寒くないし。
ガソリン(レギュラー)満タンにしても、1,000円で結構お釣りがきますからね。
燃費もいいし、渋滞関係ないし、有料駐輪場も安いし。もう最高♥
でも、昨日の帰りにタクシー対ビッグスクーターの衝突を目の前で見ちゃったので
安全運転しますー。

B-Barrel BB0037は絶対買い!

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これは本当にヤバい。超オススメです!

さて、先日B-Barrelから新発売された数点のアイテムのうち
大阪のぶー社長を訪ねた時から購入を心待ちにしていたBB0037が届きました。
中華ユニタス、通称「マネタス」ことTY3600(シーガル)系の手巻きムーブメントを、
プレスの後、職人さんが手仕上げを施したエングレーブで美しく飾った一品です。
今回は、ゴールドIPのケースに黒革ベルトのBB0037GPBKをチョイスしました。
僕は中立国のものも含め、ユニタスムーブの時計を全部で5本所有していますが
このBB0037のエングレーブ仕上げは、その中で突出して美しいと断言できます。
彫りの深さだけでなく、その精緻な仕上げはムーブのあらゆる部分に及んでおり、
唯一エングレーブされていない3時位置の地盤には、しっかりペルラージュ仕上げまで!
この辺の美しさは、金子時計店の商品紹介ページでもその一端を伺うことができますが
現品を見ると、本当に溜息が出るほどですよ。ぜひ現物を手にとって見てみて下さい。
同じユニタスの、eposやフレデリック・コンスタントが仕上げたムーブと比較して
それでも美しい!と胸を張ってオススメしています。これはヤバイです!
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裏側は三本指も含め、青焼きネジやルビーで華やかな印象。

フルスケルトンのマネタスと云えば、B-Barrelの兄弟ブランドであるロベルタスカルパから
RS6042が出ていますが、こちらのマネタスは杭州産。エングレーブはプレスですね。
これも決してダメではないのですが、BB0037と比較するとその差は歴然としています。
RS6042は、飽くまでファッションとしての時計を楽しむ為のものですから、優劣の話には
ならないので、その辺は注意しましょう。(個人的にはハズし時計として愛用中です。)
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直径50ミリ超の存在感は、時計マニアにも楽しい筈。

しかも、このBB0037の凄いところはムーブだけではありません。
まず何と言っても針。本物の青焼きのブレゲ針です。深みのある青が溜りません。
写真で見るよりもボリューミーで、足の長さもあって非常に視認性に優れています。
また、ケースサイドがヘアライン仕上げになっているのも超好印象!
ゴールド系のケースって、全部ポリッシュだと華やかなんですが、ギラギラして見える事も多い。
その意味で、サイドをシックに仕上げているのは好感が持てます。
それと、ベルトも非常にいいです!これは多分25ミリ幅くらいだと思うのですが
42ミリの大型ケースとのバランスが最高。これのおかげで、必要以上に大きく見えないのです。
普通42ミリというと、ダイバーズくらいの大きさですから結構目立つはずなんですけどね。
ともすれば凄く派手派手になりそうなのに、これらのパーツがうまーく演出されて
普段使いできるくらいの落ち着きを持って仕上がっています。これは凄い!
そして、何が一番凄いって
これが39,900円で買えてしまうということ。
ぶーさんのブログを読んでいる方なら、最近シーガルのムーブメントが異常に高騰していることを
ご存知だと思いますが、それをここまで上質に仕上げて4万円を切るというのは異常ですよ。
同じユニタスのエングレーブを売りにしたeposの3377が、8万円台後半で「安い」と
評価されているのですから、BB0037の仕上げで4万円アンダーの値付けは「異様」と
言っていいでしょう。
そもそもユニタスはデビューしてから半世紀以上経っている「枯れた」ムーブです。
その意味で、ちゃんとした所が作れば中立国と中華の差は少ないか、ほとんど無いと云えるでしょう。
事実僕が持つマネタスは、RS6042もBB0037も、非常に精度が高いです。
下手なET○もののムーブよりも…ゲフンゲフン。
ご存知の通り、中華ムーブを採用した時計ががトゥールビヨンを始めとして高騰し、
大幅値上げを余儀なくされたり、ディスコンになったりしています。
その意味で、BB0037もいつまでこの値段で販売されるかは誰も保証できません。
現に、ちょっと前にご紹介したパレルモの258Sは、今はほぼ入手不可能になってしまいました。
(あれは一本買っておきたかった。)
ですので、時計好きとして声を大にして言っておきます。
BB0037は絶対買っとけ!!

夢の超特急、終着駅へ。

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さよなら運転に自分のメッセージを載せることができますよ。

♪ビュワーン ビュワーン 走る
 青いひかりの超特急。時速250キロ…
                   (「はしれ超特急」)
1970年生まれの僕が子供の頃、絵本や童話、そしておもちゃ…
周りのあらゆる環境に溢れていた「夢の超特急・ひかり号」。
1964年10月1日、東京オリンピックの9日前に営業運転を開始した東海道新幹線は
1975年に博多まで延伸。以来今日に至るまで、日本のビジネス・旅行の大動脈として
そして、日本の高度成長と技術力の象徴として輝き続けている。
特にその世界に誇る超高速輸送システムを支えた初代・0系新幹線には
思い入れの多い大人も多いのではないだろうか。
ビュッフェ、冷凍みかん、駅弁、修学旅行、就職試験…。
旅の非日常を象徴するモノも、成長と共に増えていく記憶にも、0系の登場機会は多い。
その0系新幹線が、今月一杯で営業運転を終了する。
今や3編成・18両にまで減ってしまった0系は、それでも往年の青/白のドレスをまとって
日々新大阪と博多を結んで駆け抜けている。
僕はさしたる「鉄」ではない(?)が、乗り納めしておきたいな、と思っている。
JR西日本が開設している「ありがとう0系新幹線スペシャルサイト」を観ていて、
何度も涙がこぼれそうになった。幼き日のときめきや若かりし日の感傷が、そこにはあった。
このサイトには、これから暫く、毎日18:21に0系新幹線が到着する。
12月14日のさよなら運転には、僕のメッセージが僕の代わりに乗車する。
ああ、0系に乗って旅したいなぁ…。

小学校の修学旅行のとき、生まれて初めて新幹線に乗った友人のF君は
興奮のあまり小倉駅からの発車と同時に鼻血を出した(笑)
そんな彼が、南極越冬隊員として活躍したんだから
永い時間が経ってるんだよなぁ。
そんな思い出もある、0系。お疲れ様でした。

940円差でも負けは負け。

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RG無垢ってのに惹かれたのよ。

さて、風邪で引き篭もってしまった三連休。
そうすると時計を探すくらいしか楽しみが無い訳で…(そんなことないだろ)。
某オークションを探していたら、LONGINESの1926のRG無垢モデルが新品で出ていました。
ロンジンは最近、レジェンドダイバーなどの復刻系ラインと
ハイドロコンクエストなどのスポーティラインが元気ですね。
僕は復刻系が好きなのですが、その中でも特にアールデコの雰囲気たっぷりの
1926はいつか一本欲しいと思っていました。
(最近ロンジンかなり価格レンジが上がりましたよね。クォーツでも高い!)
ただ問題点がひとつ。1926って全部クォーツなんですよ。
Peseuxの7001とかのスリムな手巻きムーブでも載せてくれればいいのになぁ。
で、今ひとつ突っ込みきれないところに、今回のオークション。
クォーツはこの際目を瞑ろう。RG無垢の時計って一本欲しいしなぁ、と考えて
かなり狙い済ました金額で入札したのですが…。
結果は940円差で次点。
うおおおおおおお!これはかなり悔しい!
自慢じゃないですが、時計のオークションだとかなり上手に落札する自信があります。
「落としどころ」をかなり正確に狙えるんですよ。
ただ今回は、ちょっとシビアに値付けしすぎたかなぁ。
まあ、ロンジンばかり集めても仕方ないし、クォーツだし…と
「酸っぱいぶどう」の理屈で自分を慰めております(笑)
また機会があったら狙うことにしましょう。
ちなみに本日の時計はLes Geneves。
まさにPeseuxの7001が載った時計です。うーん、クラシック♪
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引きこもってても時計は着けます(笑)

只今暗躍中!

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これらの画像が意味するものは!?

さて、只今某社長とタッグを組んで、あることを始めようとしています。
準備もだいぶん進んだので、おそらく今月中には発表できるでしょう。
上記の写真が意味するものは何か!?
「暗躍」とは何を指しているのか!?(まあ、僕の仕事っていつも暗躍系ですが…)
まて次号!

最近のヘヴィ・ローテーション。

さて、前回のエントリーでお話したeposの3377-2が無事到着。早速使っています。
3377の対称となる2モデルを揃えられたので、これはヘヴィ・ローテーションになりそうです。

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文字盤とインデックス、針が丁度対称になってます。

いずれもユニタスの6498がのぞけるスケルトンモデルです。
裏蓋側をギリギリまでサファイアクリスタルで可視化しており、輪列の美しさを楽しめます。
…が!この3377SL・3377-2BL共に、文字盤側の地盤の処理がヒジョーに甘いっ!
おそらくスケルトン処理しない普通の時計なら、地盤が汚くても問題ないのでしょうが
これだけスケスケにしたなら、見える部分はぜんぶきちんと仕上げて欲しかった…。
同じ価格帯の3369などは、地盤をペルラージュで仕上げているので余計に悔しいのです。
まあ…カッコいいからいいんですけどね(^^;)
で、epos2本と同じくらい最近活躍中なのが下の2本。
B-BarrelのBB0030と、ロベルタスカルパのRS-6042の”ディンクス・ブラザーズ”です。
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これはお買い得ですよ。おすすめ。

パテック・フィリップのように上品なBB0030(リンク先写真が綺麗です!)は、
シーガルのST17(21石・自動巻き)を収めた三針・スモールセコンドのクラシックモデル。
コールドエナメルの文字盤に、磨き上げた針やインデックスがとても美しい!
正直、これが1万円台前半で出せるならスイス製って…(以下自粛)と思える出来です。
手巻きした時の竜頭の感触が非常に滑らかなのも、質感の高さを感じさせます。
37ミリという絶妙なサイズも、この時計を積極的にチョイスする要因になるでしょうね。
あ!あと、この手の時計ではほとんど期待できない革ベルトも驚きの仕上がりですよ。
また直径50ミリに迫る超ビッグサイズのRS-6042は、中華製の「マネタス」が載った
スケルトンモデル。ローズゴールド(IP)のベゼルと同色に処理されたマネタスが
バッチリ拝めます。エングレーブ処理もeposに較べれば甘いものの、非常に美しいです。
買った当初は「流石に外に着けていくのは…」なんて思っていましたが、最近は
週末の番組収録などにフツーに着けて行ってます。超お気に入り♥
いずれも大変個性的な時計ですが、普段遣いできる気軽さが嬉しいですね。
最近、朝の時計選びにおそろしく時間が掛かるようになってきました(苦笑)
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中華トゥールビヨンも大活躍中です。

バカなんじゃないの!?

…もちろん、僕自身のことです。

3377_2bk.jpgepos Ref.3377-2BK

だって、バリエーション違いの、文字盤色違いなんだもの。
だって、ユニタスにほれこんでしまったんだもの。
…orz
決してリア・ディゾンが結婚&妊娠してヤケになったんじゃないやい!
(一回挨拶しましたが、人間離れした美しさですた(´・ω・`))
嗚呼…また赤字だ…。
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