波光きらめく果て

20130828.JPG
今月出張で、久し振りに大学の傍まで行きました。
懐かしかったなあ。

…というと、映画か小説のタイトルでしたか。
ここ数日、朝晩の東京は調子が狂うほど涼しいですが
今夏も本当に暑かったですね。
炎暑の中、必死に仕事をしていたらもう8月も終わり。
今月は一日も休みがありませんでした。商売繁盛で幸せと思うようにしています(笑)
で、ふと思い立って
ある曲を引っ張りだして聴いています。
20代の半ば、夏のドライブの時に、カーステレオで鳴らしていた曲です。
もうその時何をしたか、だとか
何を食べて、何を話したか、なんてものは思い出せません。
ただ、夏を迎えて華やいだ気分と、このメロディだけ。
それらが、遠い沖合できらめく波光のように、美しく見えます。
或いは大学最後の夏休み。大はしゃぎのキャンプの夜。
ペルセウス座流星群の流れ星を仰いだことなども思い出したり。
気がついたら、20代の記憶は遥か遠く
朱夏の只中で、夢の浮島のように
心のなかを漂っています。
いまの暮らしに不満がある訳ではないし、
ガッチリと会社や家庭を支える覚悟は持っていますが
一日だけ、あの日に還ったなら…なんてことを考えます。
もうトシなんですかねェ(笑)

言霊。

「てふてふが一匹 韃靼海峡を渡つて行つた」
                       (安西冬衛 「春」)
学校の教科書で習ったときから好きな詩です。
蝶は何を思い、飛んでいるのか。
その解釈は、この詩を思い出す度に変わっていくような気がします。
新たな地平を目指すのか。
何かから逃避するのか。
あるいは考えなしに、ただ彷徨っているのか。
いままた久し振りに、この詩を考えています。
今度はどのように解釈するのでしょうか。

まさかねぇ。

20130415.jpg
「実際のところ、どうなのよ?ぼっちゃん。」
「ん?」

さて、我が息子が喃語を話し始めました。
まだ母音+アルファ程度しか発生できず、「あうー」とか「うぇー」などと
むにゃむにゃ言っています。
それに対してオウム返ししてみたり、普通に話しかけたりしています。
特に朝はよく喋るので、家事の合間に会話?したりしているのですが…
数日前にいつも通り「おはよう!」と話しかけたところ
「おあよー!」と言うのです。
驚いて、妻とともに複数日に亘って何度も話しかけているのですが
やはり「おあよー」と言っているような…。
まだ3ヶ月にもなっていませんので、偶然そう聴こえているだけなのかな?と
自分の耳を疑いつつも、やはりそこは親の欲目。この子は天才じゃないか?などとも思っています。
実際のところはどうなんでしょうねぇ…。
【で、久し振りに時計の話題も。】
最近暖かい日が増えて、メタルブレスの時計の出動が増えています。
ラインナップ的にはこのへんと、色違いで揃えているJ.SPRINGSあたりになるのですが、
最近またぞろセイコーファイブが欲しくなっております。
特に2011年に発売された、セイコー130周年記念モデルのSARZ010。
2010年にデビューした新ムーブ・4R36(6振動/手巻き・秒針規制つき)に興味があり…。
実用機械式時計のスタンダード、一本は欲しいなあと。
本来は5,000円程度で買うものですが、折角ならとアニバーサリーの限定モデルに惹かれています。
黒IPの時計って持ってないし。
どうしようかな…。
sarz010.jpg
これです。
ベゼルやインデックスの桃金は、桜をイメージしているとか。

新番組のお知らせなど。

verisone.jpg
Podcastは毎週火曜日11時。
ラジオはラジオNIKKEI第一放送で同日16:45からです!

さて、最近家事&育児に追われ
このブログもあまり更新できておりませんが、仕事も頑張っております。
その中でご紹介するのが、「日経ヴェリタス・曽根純恵のナルホドそーね」。
ご好評頂いた「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」が、大江アナのNY転勤で終了し、
その「分かりやすさと親しみやすさ」を引き継いで始まった番組です。
日経CNBC曽根純恵キャスターと、日経ヴェリタス編集部の方々による解説で
経済やマーケットの最新動向と、その分析をお伝えして参ります。
パーソナリティの曽根純恵さんは、とても真面目な方。
トーク中の受け答えに、日頃の勉強の蓄積を感じます。
透き通ったボイスに、清潔感溢れる美貌。たいへん美しい方です。
まだ「ヴェリモヤ風のトーク」ほどにはくだけていませんが、
出演者と、リスナーの皆さんが共にリラックスして楽しめる番組にしたいと思います。
どうぞお聴き下さい!
またこの他にも、働くママ=ワーママのための番組
ワーママラジオ・チャンカータイム」(ラジオNIKKEI第一放送・毎月第3火曜日21:30-)や、
ガイドブックに載らない、ディープな北海道情報をお届けする
「北海道探求ラジオ・北海道通への道」(ラジオNIKKEI第一放送・毎月第2日曜日21:30-)なども
担当しております。お時間ありましたらお聴き下さい。
また、すっかり長寿番組となった「週刊 日経トレンディ」も
引き続き、構成&アシスタントを担当しております。こちらもぜひ。
ちなみにうちのチビは、生後2ヶ月半が経過しました。
喃語も出始め、朝起きた時や、帰宅して抱き上げた時の笑顔に癒されております。
寝付きが悪い時や、ママに甘えられない時のギャン泣きには手を焼くことも屡々ですが、
日々の成長を楽しみながら、妻を助け、良き父親になれるよう頑張ります!
20130409.jpg
寝かしつけた時、腕の中で夢を見ているのか、ウフフフフ…と笑う時があります。
それが最高に可愛いのです。

やっぱり一緒がいい。

三連休ってなんですか?(泣)
…ということで、昨日も今日も休日出勤。
明日は朝から銀座でイベント現場でございます。
しかも木曜日には9時間の生放送特番が控えているので
その準備でてんてこ舞い。
あ、特番、ぜひお聴きの上ご参加下さいませ!
バレンタイン特番なのですが、この番組では番組のTwitterアカウントにメッセージを送ると
可能な限り番組内でご紹介。パーソナリティがあなたに代わって
メッセージを電波に乗せてお届けします。
恋人や夫婦に限らず、友だちや家族、同僚や上司部下、飼ってるペットまで
幅広く「愛あるメッセージ」をお待ちしております。
リクエストも募集していますよ!
また週末には別の生番組などもあり、眼が回りそうなのですが
やはり日々気になるのは子どものこと。
妻も大変なので、2日に1回のペースでFaceTimeで息子を見ているのですが
先ほど仕事の休憩時に繋いだら、空腹で大泣きしている最中。
その泣き方が一週間前とは大きく変化して、本格的になっていました。
一週間前の日曜日、福岡への日帰りを強行した時までは
なんとも頼りない、かそけき泣き方だったのに。
男子三日会わざれば刮目して見よ、よりも速く
子どもは日々成長しているようです。
スケジュールはパンパンですし、会社的には期末ですから
またぞろ福岡に帰る!というのはそうそう出来ないのですが、
あの泣き声で、再び会いたい気持ちが抱えきれないほどになっています。
早く帰ってきてくれないかなあ。
家族三人で、早く毎日を過ごしたいなあ。

130210.jpg

今月3回目の

徹夜がほぼ決定的になったので、半ばヤケ気味で更新(笑)
大変ありがたいことに、最近猛烈な忙しさ。
東京での業務を再開した1月7日から2日間で、5件の仕事が舞い込んで
更にその後もバタバタと案件が。
昨年11月の終わりに、このブログで
今期の売上予算の達成は難しい…と書いたのですが、
期末まであと1ヶ月の時点で、達成率99%に近づいて来ました。
あと一息です!
これも、日頃から僕のことを気にかけて下さるたくさんのありがたいお客様と、
僕を支えて下さるスタッフ・パートナーの皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
そんな中で、息子が生まれた先週の火曜・水曜と
その週末に福岡に帰ったりしていたので、まあ徹夜は仕方ないですね。
デスクに置いている2台のPCやiPhone、iPadの壁紙を息子の写真に替え
(これまでは全てブレゲの写真でした 笑)
フォトスタンドも用意して、写真の息子に話しかけながら日々過ごしています。
残念ながら、これから暫くは福岡に帰る時間は無さそうですが、
妻と息子が帰ってくるまでの1ヶ月、会社が第5期を終えるまでの1ヶ月を
精一杯走り抜けようと思います。
42歳の春を、人生で一番幸せな春にするために!

tehepero.jpg
いま一番お気に入りの写真です。
「てへぺろ♪」って感じでしょ?(^O^;)

あ、今年の春は
家族3人で、青山の桜を観たいなぁ。

Birth

721075459.jpg

2013年1月22日火曜日 17時38分。
世界でいちばん大切なひと、がもう一人増えました。
生まれてきてくれて、ありがとう。
お父さん、頑張るからね。

2012年のラストスパート

121215.jpg
息子の顔の上半分が見えております。

さて、2012年も残り2週間強となりました。
年末進行が怒涛のごとく押し寄せ、更に毎週けっこう大事な仕事があり
体調を崩すヒマもありません。
先々週の後半に風邪を引いたのですが、絶対に寝込む訳にはいかないので
人生で5番目くらいに体調管理に気を使っていました。
今年は29日(土曜日)まで全力で駆け抜けて、その後帰省できるかな?という感じです。
おそらく大手町で仕事を終えて、その足で東京駅に向かう形になると思います。
東京駅のセントラルストリートで駅弁を幾つも買い込んで、ビール買って
鉄分を補給しながらの帰省になる予定です(^_^;)
あ、ちなみに帰省時の手土産や駅弁に関するお話しを
週刊 日経トレンディ」第273回でお話しております。
17日に公開されますので、ぜひお聴きください。
で、いよいよ息子の誕生まで1ヶ月を切りました。
今週の検診で撮った4Dエコーの写真(冒頭のものです)を以って
ここからは息子の顔を見ることはできなくなります。
大きくなりすぎて、胎盤などで顔が隠れてしまうのだそうです。
次に顔を観るのは生まれてから、ということになります。
冒頭の写真は、顔の上半分が写っているのですが
観た瞬間に「うわ、俺に似てる!」と思いました。
妻や母も「確かに似てるよねー」と言っております。
下半分は妻に似ているんですよね。
DNAって凄いなぁ、なんて思っています。
妻の里帰りによる独身生活も三週間が経過し、
洗濯などはだいぶん慣れてきたものの、やはりご飯がつまらないですね。
自炊すればいいのですが、そんな時間も確保できず…
ついつい不精して、しかも仕事が遅い時間になってしまうので
コンビニとかスーパーのお惣菜ばかり食べております。
今まで経験したことのない時間を過ごしていますが
同時に、確実に未来に向かっているという実感も得ています。
新しい家族の幸せのためにも、一所懸命・一生懸命頑張らなくちゃいけないですね!
充実した気持ちで年を越せるように
ご一緒にがんばって参りましょう!

Happy Daysは終わらない!

121119.jpg
これは某広告会社さんを担当していた時に作っていた新聞です。
もう15年前ですよ。ついこの間のようですが…。

昨日から、自宅収納の棚卸をしています。
子どもが生まれるに当たり色々物が増えるので、収納スペースを確保しようという狙いです。
結婚して10年半。二人暮らしだと一気に荷物が増えることが無いので
知らず知らずに不要なものが積み上がっていました。結構大変です(^_^;)
…で、その中で
大切に保存している古い仕事関連の書類などがドッと出てきました。
奥から出てきたものの殆どは、最初に勤めた九州朝日放送時代のもの。
Windows95以前の、書院(シャープ)で作った企画書だとか
自分の仕事が掲載された新聞や雑誌のスクラップ、
CI導入前の電通のバッグ、久光製薬がスポンサーだった時代のKBCオーガスタのポロシャツ。
2001年の世界水泳選手権のプレスセンターのIDカードやら退職辞令、退職金明細まで(笑)
今や地元ではそれなりに風格のあるパーソナリティが、
ラジオカーレポーターだった頃のクリアファイルなど、
まるで遺跡のように出てくる出てくる!
思わず作業の手を止めて、読み耽ってしまうことしばしばでした。
勿論、自分にとって大切な仕事の記録ばかりを集めたものですから
いい思い出に満ち溢れているのは当たり前な訳ですが、
それでも僕は、幸せな仕事をたくさんさせて頂いたなぁ、と改めて思います。
僕が就職した1993年は、バブル経済こそ崩壊していたものの
まだ「マス4媒体」という言葉は生きていましたし、
制作と営業が厳密に分けられていたそれまでと違い、
広告営業として企画を練りながら、現場にも積極的に関わることが出来ました。
また、1996年頃からのインターネットや携帯電話といったものの発達は
競合としての脅威ではなく、寧ろ提案の幅を拡げるものとして活用できていました。
そして、まだ業界全体・会社にも大らかさが残っていて、
今考えたら、随分キケンな企画だったよなァ、などと思うものもあります。
時代は流れ、今やインターネット広告費がラジオや雑誌広告を抜き去って
ともすればラジオは斜陽メディアとして見られることすらあります。
ただ現場で働いている実感としては、
ラジオが元気を無くしている大きな要因は、「ラジオは期待されていない」という
業界サイドの思い込みもあるのではないかと感じています。
その若干縮こまった感覚があるからこそ、
ラジオあってこそのメディアプランニングといったものを
初手から放棄しているような印象があるんですね。
テレビにセットして、Webサイトにセットして、SNSにセットして…など
ラジオの存在感が若干薄めの企画を見る機会が増えています。
ラジオ業界がそのような姿勢になれば、当然広告主もラジオへの意識は低くなるでしょう。
ところが、実際に「ラジオが主」であることを前面に押し出した企画を持って行くと
意外と抵抗は少ないんですね。
もちろん「ラジオって聴いたことないんだよねぇ」という広告主もいらっしゃいますし
ラジオがそもそもの媒体計画に入っていない案件も多くあります。
だからこそ提案前に、じっくりと客先のコミュニケーション戦略の研究を積む必要はありますが、
それは別に他のメディアでも同じこと。黙っていてもお金が集まるメディアなんてもうありません。
媒体提案なんて、1割2割が当たり前。3割バッターならメジャー級…だと思っているのですが
それを怖がってしまっているのではないでしょうか。
「まあやってみなよ」が許されにくい環境だからでしょうか。
もっと蛮勇を奮って、果敢に企画を繰り出していって欲しいなと思います。
幾らプラットフォームやデバイスがシームレスになったとは言っても
僕らはやはりラジオに軸足を置いています。
TVの話はTV業界、Webの企画はIT産業の人々に敵いません。
でもラジオを軸にしたメディアプランニングなら、やはりラジオマンが一番得意なはず。
それぞれの領域への知見や企画力は当然必要ですが
ラジオをもっと識り、ラジオを信じて、そこを核にした企画をドンドン世に送り出していきましょう!
20年この世界で働いていても、まだまだ新しい喜びや
感動できる仕事にたくさん巡りあうことができる僕は、とても幸せものだと思いますが
「まだHappy Daysは終わらない!」という意志の力も大切だと思うのです。
最高傑作は、次の作品。(チャップリンの言葉です)
そう胸を張って言えるように、まだまだ頑張りますよ!

42歳の地図。

20121111.jpg

きょう、42歳になりました。
facebookを中心に、沢山の方々に、嬉しいお祝いのお言葉を賜りました。
ありがとうございました。
ここ数年、誕生日の前日にはブレゲ・アエロナバルを。
そして誕生日当日はブレゲ・クラシックを着けています。
(…と書きながら、昨年は前日にはヴァシュロンを着けていました)
今日はお休みだったので、カジュアルな格好をしていたのですが
やはり習慣は崩したくないので、無理矢理クラシックを(^_^;)
ブレゲを着けることで、それに相応しい人品を備えることができるように、
そして、ブレゲが刻むに相応しい、美しい時を経たいとの願いを込めています。
大厄だった40歳とは打って変わって
41歳はとても幸せな1年間でしたが、
新しい一年は、更に楽しみが沢山あります。
2ヶ月後には家族が増えますし、
会社に関して云えば、来期に向けた大型企画を進めています。
残念ながら、時計道楽は一旦お休みになりそうですが(笑)
それでも、今からワクワクすることばかりです。
どれも努力が必要なものですが、
素晴らしい結果が出せるように、日々頑張りたいと思います。
至誠に悖ることが無いように。
言行に恥づるものが無いように。
気力に缺くることが無いように。
努力に憾みが無いように。
不精に亘ることが無いように。
日々、五省を口ずさみながら。
どうぞ皆さま、42歳の縫も宜しくお願い致します!