ワンハンドの魅力。

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これが僕のepos 3377SL。ちなみにクリックすると超特大版になります。

さて、今日は比較的デスクワーク主体の日なので、eposの3377SLを選びました。
ユニタス(6498-2)を使ったワンハンドモデルです。
5時過ぎから9時半の位置までの文字盤を繰り抜いてデミスケルトンの状態とし、
テンプやアンクルの動く様子を眺めることができます。
ロービート(5振動・18,000vph)の比較的ゆったりした動きは、心を和ませてくれます。
ムーブメントは文字盤側・裏蓋側共にエングレーブされており、とても綺麗です。
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文字盤裏側の汚れがとにかく残念。こちらも拡大できます。

この3377は5分刻みでマーカーが刻んであります。つまり分単位の細かい時刻は読み取れないんですね。
時と分を1本の針で表示しますから、最初はかなり読み取りに苦労します。(実は今も…)
ただ現代では、機械式時計を使っている時点で既にクォーツ的な正確さは期待できない訳ですから
このような非実用的だけど遊び心があって美しい時計には、新しい価値があるのではないかと思います。
特に3377については、このデザインで5・6万で買えてしまうというのが魅力ですね。
文字盤のギョシェや、ブレゲ数字のインデックス(といっても12時と3時にしかありませんが)も綺麗です。
惜しむらくは、ブレゲ針のボリューム感が足りないんですよね。
同じ3377でも、2針モデルの3377-2なんかは結構いい針なのですが。
時刻を知るのではなく、時を感じ、それを楽しむ一本としてお勧めします。
さてワンハンドの時計というと、シャウアーのアイテムが有名ですが
実は結構沢山のブランドから出ています。
シャウボーグマイスタージンガー(こんなブランドあるんですね)といったドイツ系が多いですね。
ただ、シャウボーグのムーブはユニタスのジェネリック・SW07なのが気になりますね…。
こんな実用性の無い時計に高いお金は出せないよ!という方には、5,000円のモデルもありました。
これはクォーツでしょうね。まあ、おもちゃとしてならそれなりに使えるのかも。
お休みの日や、ゆったりと過ごしたいとき、ワンハンドの時計はいかがですか?
なかなか優雅な気分になれますよ!

これはヤバい!

聖飢魔IIの「EL DORADO」英語版。
元々は3rdアルバム「地獄より愛を込めて」に収録の「EL・DO・RA・DO」でしたね。
原曲自体大好きなのですが、このバージョンにはぶっ飛びました!


英語をベースとして、サビの「早く往け!」は日本語にする辺り…
おそらくですが、J-POPの定石(最近ではそうでもないけど)である、サビは英語という手法を
逆にして、日本語の響きを外国のリスナーにカッコよく印象付けようという意図ではないでしょうか。
また、大サビでは更にそのフレーズをスペイン語?(多分、Vomos Rapidosって歌ってますね)にして
タイトルとの整合性を出している。ううん。こりゃ凄い。
※比較用の日本語版はこちら。原曲ですね。※
パリのジャパン・エキスポで大トリを務め、世界ツアーも繰り広げるJapanese Metalのヴェテラン。
こりゃ期待できますね!

前へ、前へ。

さて7月に入りました。東京は蒸し暑いばかりで雨は少なめの梅雨ですね。
そんな中、株式会社SEVENには新しい社員が1名加わり、4名体制となりました。
これにより、コミュニケーション・プロジェクトについて
・企画の立案と執行計画(一部メディアバイイング含む)
・映像、音声、新聞・雑誌、Web等のコンテンツ制作と運営
・セールスプロモーション系イベントの制作と運営
・効果測定と分析
など、より自社での執行能力を高めることが出来ました。
番組制作のような従前のお仕事も引き続き頑張って参りますが、より高度なソリューションも
ご提供できる環境と体制が整いましたので、ぜひお声掛け下さい。
SEVENは制作会社ではなく、総合広告代理店の戦略性や、メディアの専門性なども包括し
且つそれらを最小単位でパッケージできる「Project Boutique」です。
小さな制作から大規模なキャンペーンまで、最適なコストパフォーマンスでお応えします!

オリエントが届いた!

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コストパフォーマンスが高いのは間違いなし。

さて、5月29日のエントリーでご紹介したオリエント時計の60周年記念モデル・WV0021DT
本日寝坊をして慌てている所に到着いたしました。
普段は宅配便さんが来るような時間には自宅には居ませんから、ラッキーでした。
このWV0021DT。発売前から某掲示板などでは結構話題になっておりまして
世界限定1,500本。うち国内デリバリー分が300本(YG/SSそれぞれ)ということもあり
早々に予約完売するWebショップが多かったのです。
特にAmazonで予約した方の中には「予約分の商品を確保できなかったのでゴメンね。」と
一方的に逆キャンセルを喰らった方も多く、僕も商品が届くまでは大変不安でした。
で、実際の時計ですが…。
非常にクラシカルな意匠のこのモデル。アンティークな雰囲気さえ漂っているので
スーツではなく、カジュアルスタイルにも使えそうです。39ミリと結構大きいですしね。
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手首周り18センチの僕の腕でこんな感じです。

ボックスクリスタルの風防に、先曲げ処理が施されたドーフィン針。旧ロゴが刻まれた竜頭。
どれも良い感じでまとめられています。
12時位置のパワーリザーブインジケータとカレンダーは賛否が分かれる部分ですが、
僕はセンター秒針ならばこれで良かったのではないかと考えています。
スモールセコンドならどっちも要りませんでしたが。
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ちゃんと針先が曲げてあるのがニクい。長さが残念。

また実際に扱ってみて嬉しかったのが、巻き上げ時の感触。
ETA28XX系など、自動巻きのムーブを巻く時のような心許ない感じではなく
キリキリと小気味良い音を上げて巻き上がって行きます。これはかなりヒット。
ただ定価47,250円、実売3万円台の時計ですから限界はあります。
例えば型押しカーフのベルトは決して質感が高いとは言えませんし、
カレンダーの書体や窓周辺の処理なども価格相応というのが正直な感想。
また、インデックスに届いていない分針にはかなり残念な気分になります。
とは言え、普段使いの時計として考えれば、非常にコストパフォーマンスが高く
かつとても気持ちのいいデザインです。着けている時の満足感はかなり高いですね。
裏蓋には限定の証(…たって、1,500本って限定と言っていいのかね。)である
シリアルナンバーが刻印されています。
国内向けのシリアルは1001番から1300番らしいのですが、僕のは1077番。
別にぞろ目でもキリ番でもありませんが、自分の会社の名前から考えれば大当たり。
とても嬉しくて、にやにやしてしまいます(笑)
この後数日使用して、日差なども見てみたいですね。楽しみです!
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1111番を引き当てた人とか、嬉しいでしょうね。

※そう言えば一般的には、黄色人種にはYGの時計は似合わない、と云いますが
 この時計をしていると、そうかなぁ?と思うのですが、皆さんはどうお考えになりますか?

外苑前の駅で。

こんなポスターを見つけました。
大手町や青山一丁目でも見かけたから、結構あちこちに貼っているのかも。
リコーのデジカメのポスターです。

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このコピー、好きですね。
景気が悪いと、優しかったり、癒し方面のコピーが増えるのですが
珍しく挑発的な言葉。
カメラという、若干趣味寄りの商品ですから
この言葉に触発されて、商品に手を伸ばしてみる人が居るのではないでしょうか。
そう考えると機能的にも悪くないですね。
まあ、更に競合する他の商品に対する優越性を展開しなければいけないのですが、
(その辺はこの写真の右側にあるのですが、今回は省きました。)
最初に飛び込ませる言葉としては、分量的にも適正だと思います。
退屈も、不景気も
自分で変えていく努力が必要なのだと思います。
【関連記事】1989年ってもう20年前ですよ。(2009年10月26日)

僕は元気です!

…が、忙しいのでなかなかブログが更新できません。
出雲旅行のこととかも書きたいんですけどねー。
ということで、お土産代わりの動画をお届けします。
まず最初は、JR西日本伯備線で岡山(瀬戸内海側)から米子(日本海側)に向かう途中、
石蟹」という駅を通過する前後の映像です。
僕は一階の部屋だったので、ホーム通過時は地表ギリギリを通っています。
のんびり山を眺めるイメージでどうぞ。


ただ、これだけご紹介すると、僕が鉄ちゃんだと勘違いされるので(←無駄な抵抗。)
今度は島根半島の西端・日御碕(ひのみさき)の映像もお届けしましょう。
明治時代に造られた石積みの灯台と、まるで船越英一郎がどっかから出てきそうな断崖。
その上で、日本海を吹き渡る潮風に吹かれながら、凪の海を眺めてきました。
ここも素敵な場所ですよー。

ではまた!
※ちなみにTwitterではちょこちょこつぶやいてます。おヒマでしたら。

夜行に乗って。

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僕は鉄っちゃんじゃないです。多分。

さて、3月位から身の回りで色々地殻変動的な出来事が重なり、ちょっとくたびれました。
会社のことや家族のこと、ごく個人的なことまで。
不思議なもので、大きな変化って短い期間に集中することが多いような気がします。
ひとつひとつは、それを受け止めるのに結構精神力を必要とするのですが、
一遍に複数の事案が発生すると、対処に追われて嘆くヒマさえ無くなってしまうので
それはそれで良かった、と評価すべきことかもしれません。
とは言え、それが2ヶ月も3ヶ月も続くと、流石に頭や心をリセットしたくなるので
久し振りに寝台特急に乗って、出雲に向かうことにしました。
今回乗るのは「サンライズ出雲」という列車です。
東京駅から出雲市駅までの953.6キロを、11時間58分で結びます。
寝台列車は、廃止一年前の「はやぶさ」以来なので2年ちょっとぶりになります。
その時の記事はこちら
これまで、博多-西鹿児島間を結ぶ「かいもん」(廃止)を皮切りに
「ムーンライトながら」で東京を目指したり、「ムーライトえちご」で新潟に行ったりと
鉄っちゃんでもないのに(?)結構夜行列車を利用しているのですが
個室を取ったのは初めて。この列車、B寝台個室の「シングル」という部屋が凄く素敵なんですよ。
詳しくはこちらのサイトさんの記事をご参照下さい。
夜行列車の魅力は、寝静まった街や駅を縫っていくその旅程にあると思います。
灯りを消したターミナル駅のプラットフォームを通過する時の、あの寂しいのにワクワクする感じは
鉄道旅行、夜行列車ならではのカタルシスがあるような気がします。
いつかは寝台特急「日本海」に、そして「カシオペア」に乗りたいなぁ。
繰り返しますが、僕は鉄ちゃんではありません。
目的地の出雲は、実に11年ぶり。
出雲大社に参詣して、前途の平らかなること、そして社業の隆盛をお願いしてきます。
そう言えば、11年前に出雲に行った時も色々あって疲れていて
しかも福岡からバイクで行ったなぁ。
この旅で、一旦まっさらな自分に戻ろうと思います。
なのでご関係の皆様。
どうか土曜の夜から月曜の夕方までは、そっとしておいてください…。

ブレゲ・ブティックからお便りが。

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とても凝ったつくりです。

さて、昨日までニコラス・G・ハイエックセンターで行われていた
SGJの新作発表会に行き損ねてしまい、あーあ…と思っていたら
今日もブレゲ・ブティックからお手紙が。(Iさん、いつもありがとうございます。)
クロノグラフ輪列に切り抜いた便箋を、窓からのぞかせるという
非常に凝ったつくりの封筒を開けると、今度はシテ・ドゥ・タン銀座での展覧会のご案内でした。
シテ・ドゥ・タン銀座は、去年No.1160を観に行って以来ですね。
今回の催しは「ブレゲ クロノグラフ200年の歴史」展だとか。
No.1160も、ごく原始的なクロノグラフの一種と言えますが(独立秒針がそれですね)、
今回は1820年に開発された、「二重秒針時計」以降のものが展示対象となるそうです。
なんでも案内文によれば、アエロナバル(フランス海軍航空隊)の為に開発された時計…
つまり、Ref.3800ST “アエロナバル”の始祖が観られるかもしれないのです!
これは行かねば…。
ブレゲファンの方も、そうでない方も、是非観てみましょう!
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勿論その時はアエロナバルを着けて行きます!(クリックで拡大します)

『ブレゲ クロノグラフ200年の歴史』展
※SGJによる公式サイトはこちら※
開催期間:6月5日(土)-13日(日)
開催場所:東京都中央区銀座7-9-18 ニコラス・G・ハイエックセンター14階
       シテ・ドゥ・タン ギンザ(Cite du Temps Ginza)
開館時間:11:00-20:00(毎週日曜日は19時まで)
休館日:6月8日(火)・観覧料:無料
お問い合わせ:スウォッチ グループ ジャパン ブレゲ ブティック銀座
       Tel:03-6254-7211
…全くの余談ですが、No.1160に関する自分の記事を読んでいたら
昨年の5月31日に、「まだまだクラシックを着ける品格は僕に無い。アエロナバルで我慢」と
書いているのに、僅か半年後の11月26日にはクラシックを買っちゃってるんですよね。
嗚呼、この堪え性の無さ…。

広告としてではなく。

一人の男として
このTVCFが、凄く好きです。


松田龍平の貌が、素晴らしい。
CMの世界観を、完全に表現できていると思います。
ちなみにこの広告、グラフィックも素晴らしいです。
こちらはJTのオフィシャルからご覧頂きたいのですが、特に
これこれこれこれが、物凄く好きです。個人的な感傷でしかないのですが。
メインコピーの「強く、香る。強く、生きる。」は
本当はコピーライター氏、「強く、生きる。」だけで表現したかったのではないでしょうか。
僕がJTの宣伝or代理店の担当なら、そうしたと思います。
強く生きよ、と自分に言い聞かせる時に飲む珈琲の味を知っている男性は
決して少なくは無いでしょうから。
それだけでは伝わらないというのも事実で、若干もどかしいですね。
とは言え、論評抜きで、この作品は好きです。
広告としての機能に疑問符が付いたとしても
少なくとも、僕の今の心境とシンクロするから。
僕も、強く生きようと思います。