夜行に乗って。

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僕は鉄っちゃんじゃないです。多分。

さて、3月位から身の回りで色々地殻変動的な出来事が重なり、ちょっとくたびれました。
会社のことや家族のこと、ごく個人的なことまで。
不思議なもので、大きな変化って短い期間に集中することが多いような気がします。
ひとつひとつは、それを受け止めるのに結構精神力を必要とするのですが、
一遍に複数の事案が発生すると、対処に追われて嘆くヒマさえ無くなってしまうので
それはそれで良かった、と評価すべきことかもしれません。
とは言え、それが2ヶ月も3ヶ月も続くと、流石に頭や心をリセットしたくなるので
久し振りに寝台特急に乗って、出雲に向かうことにしました。
今回乗るのは「サンライズ出雲」という列車です。
東京駅から出雲市駅までの953.6キロを、11時間58分で結びます。
寝台列車は、廃止一年前の「はやぶさ」以来なので2年ちょっとぶりになります。
その時の記事はこちら
これまで、博多-西鹿児島間を結ぶ「かいもん」(廃止)を皮切りに
「ムーンライトながら」で東京を目指したり、「ムーライトえちご」で新潟に行ったりと
鉄っちゃんでもないのに(?)結構夜行列車を利用しているのですが
個室を取ったのは初めて。この列車、B寝台個室の「シングル」という部屋が凄く素敵なんですよ。
詳しくはこちらのサイトさんの記事をご参照下さい。
夜行列車の魅力は、寝静まった街や駅を縫っていくその旅程にあると思います。
灯りを消したターミナル駅のプラットフォームを通過する時の、あの寂しいのにワクワクする感じは
鉄道旅行、夜行列車ならではのカタルシスがあるような気がします。
いつかは寝台特急「日本海」に、そして「カシオペア」に乗りたいなぁ。
繰り返しますが、僕は鉄ちゃんではありません。
目的地の出雲は、実に11年ぶり。
出雲大社に参詣して、前途の平らかなること、そして社業の隆盛をお願いしてきます。
そう言えば、11年前に出雲に行った時も色々あって疲れていて
しかも福岡からバイクで行ったなぁ。
この旅で、一旦まっさらな自分に戻ろうと思います。
なのでご関係の皆様。
どうか土曜の夜から月曜の夕方までは、そっとしておいてください…。

酷い。


今朝からずっと楽しみにしていた。
西田敏行・柳葉敏郎というキャスティングにも期待していたし、その期待は裏切られなかった。
少なくとも、前半は良い出来だったと思う。
細かい部分にも、演出が行き届いているシーンがあった。原作に無い場面でも、同様に。
ところが、後半は余りにも酷すぎた。
まるで違う作品を観ているような気さえした。
掌編である原作を2時間サイズに拡大する必要があったのだろうけれど
何ももたらさない、伏線にもならない、況やキャラクターの人間性を損なうような
そんな水増し用の追加エピソードは要らなかった。
ましてや物語の鍵となる幾つかの要素を、タイミングも意味合いも重みも全て無視して
あまつさえラストを改変するなど、言語道断としかいいようがない。
脚本家は、おそらく原作を理解しようとしていない。
浅田次郎のプロットの巧みさに敬意を払っていない。
原作に込められた沢山の愛を表層だけで撫で回している。
「仕事」をせず、「作業」でこの作品を作ってしまった。
原作:浅田次郎ではなく
Inspired by シューシャインボーイ / 浅田次郎、ならまだ良かったのに。
「地下鉄(メトロ)に乗って」の時も、
「椿山課長の七日間」(映画版の方。TV版は結構良かった。)の時も思ったけど
浅田次郎作品の映像化はやっぱり無理なんかなぁ…。
原作を知らずに今夜のドラマで感動できた方も、ツマンネ…と思った方も
ぜひ原作を読んでみてください。一番上の「月島慕情」という短編集に収録されています。
【シューシャインボーイ / TV東京】
http://www.tv-tokyo.co.jp/shoeshine/
※かなりガッカリしたのでリンクは貼ってあげないもんね!

風が強い日の独り言。

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本日の時計はジラール・ペルゴのアンティーク。
1930年代の2カウンタークロノです。文字盤はリダンですね…。

自分を取り巻く環境が厳しいのは、判っていたこと。
向かい風が厳しいのを知っていて、海に漕ぎ出したのは自分自身。
こんなところで負けるなんて有り得ない。
戦って、足掻いて、必死になって
いつか、この苦しみが報われるには
自分自身の努力が必要。
手を差し伸べてくれる人達のあたたかさには重々感謝しても、
依存し切っちゃ駄目!
甘えるな!
負けるな!
戦え!

もう一度欲しい時計は?

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これはベルトが色違い。惜しいんだよなぁ!

皆さんには、かつて所有していて、いまもう一度入手したい時計ってありますか?
僕がもう一度欲しいな、と思っている時計は4本ほどあります。
まず、人生最初の腕時計。Q&Qのドラえもん時計。おそらくピンレバーウォッチと呼ばれる
手巻きの時計でした。1978年くらいの話ですから、デジタル時計はまだ高かったのかな?
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ちょっと色合いが違うような気もするけど。

次に、中学校3年生の時に使っていたCASIO F-84W(だと思う…ちょっと曖昧)。
既に中学1年の頃から時計蒐集癖はあったのですが、中3の夏に色々な事情から
着の身着のまま、家財も持たずに福岡に越してきて、時計が1本も無かったんですね。
で、時節柄模擬試験を受ける時に困っていて、その時にお袋が買ってくれたもの。
700円でしたね。
当時はその高校受験対策の校外模擬試験(フクトって言えば福岡県民はみな懐かしいはず!)の
受験料1,700円が払えなかったり、26,000円の14型TVを買うのに、13回の無金利ローンを
組まなければならない(それまでは中古の12型白黒TVでした。85年の話ですよ!)ほど
困窮していた我が家にとって、この700円の時計は母の「未来への投資」だったのでしょう。
…ここまで書いて、貧困時のお金の記憶って正確で、且つ忘れないもんだなと思いました(笑)
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インダイヤルが松本零士風(笑)

それから、大学生の時にアルバイト代で買って大切にしていたシチズンのOXY。
多分実家には、電池切れの状態で現存する筈ですが、ウレタンベルトが切れてるからなぁ。
液晶のインダイヤルが3つ付いたアナデジのカッコいいクロノグラフでした。
最後はアニエス・ベーの三針クォーツ。25歳くらいの時に買ったもの。
黒文字盤・革ベルトのシンプルさが凄く気に入っていたのに、捨ててしまったんですね。
お揃いの時計をプレゼントした、当時の彼女と別れてしまったからです。
彼女とはもう会いたくありませんが、時計だけはもう一度欲しい。思い出より時計(笑)
あー、あと、KBC時代の同期・Tくん(彼も時計好き。シードゥエラーしてたな…)から
貰ったのに、ボーリング場に忘れてきたタグ・ホイヤーも欲しいなぁ。
そんなことを、ぽつぽつと思っている水曜の夜でした。仕事しろよ…。

冬季五輪といえば

あと半月ほどで、バンクーバー五輪
2001年の世界水泳選手権に取材団として参加して以降、この手の選手権大会は大好きです。
んで、冬季五輪といえば。
やはり思い出すのは「スキージャンプ・ペア」ですね。
え?
古い?
面白いからいいじゃないですか…。


このビデオにはありませんが、インゲブリキットセン(ノルウェー)の「ジーザス」が好きです。

東京暮色

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冬の陽が、最後の茜で摩天楼を染め
空は、まだ浅い藍色に暮れなずんで行きます。
東の空には、十三夜月。
窓の灯と共に、美しく暮色に滲みます。
溜息が出そうになったら
この景色で、それを呑んでしまいましょう。
【おまけ】
本日の時計はロンジン・オポジション。
そう云えば、今日から国際時計展です。
B-Barrelの新作が見れますよ!
みなさんも、是非。
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そりゃないでしょーよ。

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Core 2 Duoのパワーはありがたいのだけれど。

さて、僕のお仕事にはモバイルノートパソコンが欠かせません。
台本や原稿を書いたり、番組の編集をしたり、FTPで大容量データのやり取りをしたり。
しかも時と場所を選ばず対応を迫られることも多いので、
イーモバイルとセットで常にパソコンを持ち運ばなければなりません。
これに対して、今までずっとネットブックで対応してきました。庶民やなぁ。
まず、ネットブックの元祖であるASUSEee PC 4G-Xを2年前の発売後すぐに入手。
その1年後Eee PC 900Xに、更にその4ヶ月後Eee PC S101に…と、基本Eee PCを買い継いだのです。
これには、僕がモバイルノートに求める
・Windows XPであること。
・兎に角軽いこと。ACアダプタ込みで1.3kgを切ること。
・SSD+SDHCで、基本ゼロスピンドルで構成されていること。
・バッテリが長持ちすること。
…という要素をEee PCが満たしてくれていたからなのです。
特に初代の4G-Xは920gと強烈に軽かったですし(7型のモニタだけ辛かった)
三代目のS101は軽いだけでなく、薄くてキーボードが使いやすくてバッチリ。
900Xだけが、バッテリは長持ち(実働で5時間は余裕)するものの、重かったですね。
ただ、いずれもCPUはネットブック用のIntel Atomを採用しており、
(4G-XはCeleron M/900MHz、900XとS101はN270/1.6GHz)
ネットやメール、ドキュメント作成には充分なスペックであるものの、
残念ながら番組編集のような用途には全く向いていないCPUでした。
30分の番組ファイルを開くのに、1時間掛かるんですよ(^^;)
クロック数の多寡ではなく、プロセッサの性格付けがマッチしていなかったんですね。
そこで年末、Core 2 Duo(U7700/1.33GHz)搭載のVAIO type Gを購入。
40GBのSSDに、12.1型のモニタ(今時4:3!)、そして1050gという軽さに
惹かれたのですが、これが結構曲者でして。
改めてスペックシートを細かく読めば、確かにそう書いているものの…
・無線LAN非搭載(モバイルノートなのに!結局アダプタ購入)
・SDHC非対応(メモリースティックがあるからでしょうが…)
・USBポートが2つしかない…(無線LANアダプタの所為で実質1つに。)
…という体たらく。んなアホな。
SDHCはドライバをアップデートして読めるようになったものの、16GBまで。
確認せずに買ってしまった32GBは当然認識さえしてくれません。ああもう!
mp3で編集する番組データはいいものの、WAVで編集する番組は、そう沢山
溜め込むこともできません。参ったなぁ。
これは付いてて当たり前。と高を括っていた僕が悪いのですが
ちょっと残念です。むー。
Core 2 Duoのおかげで、番組編集がサクサクできるのは嬉しいのだけれど。
だれか、type Gに32GBのSDHCを認識させる裏技、ご存知ありませんか?

Ohtsugomori Randez-Vous


今年最後の仕事に向けて、首都高をドライブ。
3号渋谷線はやっぱり混んでて
でもそのテールランプの河を眺めていると、ちょっと落ち着く。
気分に浸りたくて
温かい珈琲と、TOKUのヴォーカルをお供にした。
良かったこと、悪かったこと
嬉しかったこと、哀しかったこと。
色々思い返しながら。
東の空には、明る過ぎるほどの満月。
どうやら東京は、落ち着いた年越しになりそう。
首都高を降りれば、青山通り。
予想通りこちらは空いていて、それもなんだかホッとして。
色々な想いや景色とランデヴーして
もう直ぐ目的地です。
今年もお世話になりました。
佳いお年をお迎え下さい。

本日の営業終了!

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本日の時計はSWC1(アウトレット)ですた。

ぼくちんもう疲れた!
帰る!

※ぶーさま、BB0040の鏡文字のバージョン、1本売って下さい!
 ガラ袋は予算不足に付き今回は断念しまつ(涙)

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んで、こっちが裏ざます。

んなアホな…。

…。
久々に長いエントリーを書いて、よし出来たっ!と投稿ボタンを押したら
サーバエラー(最近多いのです)が発生。
慌てて編集画面に戻ったら、真っ白…。
もうイヤになっちゃいました orz
とりあえず、その話の流れで紹介したかった音楽だけ貼ります。
ああもう。


切なくていい曲です。

【追記】
しかも今Movable Typeの管理画面を見て気付いたのだけれど、
その長い長いエントリーが、記念すべき本ブログ300本目の記事だった…。