久々にトゥールビヨンなど。

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精度が高いのが自慢です。

さて、本日株式会社SEVENの決算が終わり、無事に法人税を納めることが出来ました。
しかし法人税って高いですよね…。
これだけのお金があれば、あの時計が買えちゃうなぁとか、そんな雑念が(笑)
何はともあれ、ここから更に頑張って、第3期も黒字決算で終えたいものです。
で、今日は久し振りにTICINOのトゥールビヨンを着けてきましたので
今回は動画を撮影してみました。
以前もアップしていたのですが、今回はHDクオリティでお届けします。

冒頭の写真でもある程度見えるのですが、この時計は文字盤のギョシェがかなり綺麗です。
当然プレスなのでしょうが、これだけ細かければOKかなーと。
デザイン的には思いっきりブランパン風味ですが、そこはご愛嬌ということで(笑)
レギュレーター+トゥールビヨンというデザインは凄く気に入っています。
最早このモデルは出回っていませんが、もう一本買っておけば良かったかなー。

某某閑話。

本日(正確には昨日)、某時計店で紹介されている某独逸ブランドの時計。
国内各色限定1本のみデリバリー…という惹句に誘われて、思わずポチりそうになったものの
ふ…っとどこかの某サイトでの評判を思い出して、某輸入元のサイトを確認。
そのモデル自体は廃盤のようで記述はなかったのだけれど、後継と思しき某モデルの
スペックシートを読んでいたら、驚愕の事実を発見。
ムーブ:○○(←その某ブランド)モディファイドSW20-A (ETA2824-2 or SW200)
ちょっと待て。「or」って何だオアって。型番的には100%某SW200じゃんか!
確かに互換ムーブだし、2824にしたってアジア産があるのはほぼ間違いないだろうけど
「or」は無いでしょうよ…どんだけドンブリなエタブリスールですかっちゅう話しですよ。
もうなんだか色々アレなので、今回は一切写真もリンクも付けません。
あ、あそこでしょ?…と判った方も、コメントしちゃダメです(笑)

“某某閑話。” の続きを読む

ちょいとお知らせ。

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ぜひお聴き下さい!

さて、この4月からスタートした、株式会社SEVEN制作のラジオ番組
上原彩子 ゆんたく on the Green」ですが、本日から上原彩子プロのオフィシャルサイトにて
ネット配信がスタートしました。地上波ラジオのOAと共にご愛聴くださいませ。
BGMや、番組内でOAしている楽曲は全て差替えになっておりますが、お楽しみ頂けると思います。
こちらからお聴きいただけます
上原彩子プロは本日までスタジオアリス女子オープンに参戦しており、13位タイの結果でした。
来週は熊本で西陣レディスクラシックです。皆さんも是非応援お願いいたします!
【おまけ】
先日激安マネタスのご紹介をしたところ、ロベルタスカルノ院長より
このスワンネック・マネタスはパネライのパクリオマージュとご指摘を頂いたので
調べてみたら、確かにまんまコピーでした(笑)較べてみてください。
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よく似せてますね。

ちなみに、この時計自体もよく見ると、パネライの1950のコピー影響を
受けているようで、ベルトやケースの形状、更に小さい9時位置のスモセコ、
針の形に至るまで共通点が沢山ありました。
つまりベースは1950風で、ベゼルと文字盤デザインをゴロっと変えて
ロジェ・デュブイ風に仕立て上げているんですね。よくまぁ考えたもんです…。
【パネライの1950について】 このサイトさんが参考になります。

静謐の美。

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これも、そんなイメージで撮りました。
(ホントはクラシックで撮るべきなんだけど)

唐突ですが、京都は龍安寺の方丈が好きです。
3年前の2月、眠れなくてブラっと車を出し、京都まで行ってしまった時は
ここで3時間ほど過ごしてしまいました。
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その時の写真です。
何の準備もないので携帯で撮影。不粋やなぁ。

白砂と15の石で大海を表現したこの方丈には、不思議なほど音がありません。
横で誰かがお喋りしていても、独りで眺めるこの景色には静謐が満ちています。
なのに、その静謐は限りなく豊かな情感を秘めているのです。
極限まで削ぎ落とした要素を、限りないイマジネーションを駆使して配置する情熱と感性。
それが受け手にも伝わるのでしょうね。
僕がブレゲ・クラシックに感じる魅力は、龍安寺方丈のそれに似ています。
静謐と、そこに込められた精緻さ、驚くべきこだわり。
僕は人を評する時に「佇まい」を意識することが多いのですが、これも相通ずるものが
あると思います。美しい人は、佇まいが綺麗なんですよね。男性・女性に関わらず。
飾らずとも滲み出る魅力、醸し出される空気が、その人を美しく纏うのでしょう。
そんな端正な美しさ。
憧れ、欲しているのに、自分にはいつまでも備わらなくて悩んでいます(苦笑)
※ぶー社長、本日はご来社ありがとうございました。
 厳しいご時世ですが、一所懸命・一生懸命頑張りましょう!
※それと、明日は「上原彩子 ゆんたく on the Green」の第2回OAです!
 InterFM/LOVE FM/FM沖縄のエリアの方、是非お聴き下さいませ。
 エリア外の方、近日こちらで再編集版をWeb配信する予定です。お待ち下さいませ。

スワンネックなマネタス。

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時計自体は…どうにもなりません。

さて、前回のエントリーの最後にちょこっと書いた時計はSONNE(ゾンネ。ウムラウト省略)ですた。
楽天やらドン・キホーテとかでおなじみの中華産国内ブランドですね。
これ、ビーバレルのぶー社長がブログで紹介されていたアウトレット(ガラ)案件でして
機械式時計がなんと2,980円(税込)という破壊力満点のお値段で販売されております。
僕はYahoo!ショッピングのポイントが1,300円分位あったので、実質1,700円くらいで
購入しました(送料の630円が妙に重い負担に思えます)。
これの凄いところは、スワンネック緩急針付きのマネタスが載っているという部分なのですが
ブツが届いたところで、早速写真を撮ってみました。どうぞご覧下さい。
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写真をクリックすると特大版をご覧頂けます。

スワンネックの本場・グラスヒュッテ産のそれと較べると、随分大振りな緩急針です。
これ、ちゃんと調整できるんですかね…。中華ムーブのスワンネックって、大体この形です。
精度的にはとりあえず初日が24時間でマイナス約20秒。マイナスかよ…。
まあ、上海でも北京でもない、結構リーズナブルな杭州モノのようですし、
しかもそれのガラだってんだから、作り的には推して知るべし、です。
三分割プレートは、かなり残念な感じの(笑)コート・ド・ジュネーブ仕上げになっており、
パっと見た目は萌えちゃう感じです。パッと見に3,000円…どんなもんでしょう?(笑)
ただ、やはりガラだけあって凄まじい部分があります。
この時計を買ってしまった方々が共通して指摘している竜頭の形状の悪さ。
指だけでゼンマイを巻き切るのは結構な作業です。滑ってなかなか固定できないんですよ。
しかも、香箱のパワーを抑制するコハゼに難があるようで、巻き上げの途中にブルンっ!と
音がしてゼンマイがしばしば抜けちゃいます。これは辛い…。
あと、ビックリするほど針がチャチ。その針にもインデックスにも夜光は塗ってないのに
逆回転防止ベゼルが付いていたり(しかもそれをブラックアウトさせてどうすんの、という話)。
ケースの仕上げ(側面が特に酷い)やベルトも価格相応…って感じです。
結論すると、ガラと割り切って2,980円+送料でドイツ風マネタスを買える
シャレの分かる人か、ロベルタスカルノ院長のような”マネタス・マスター”の方向けの一品ですね。
個人的には、まあまあ面白い買い物だったと思います。ブログのネタにもなりましたし(笑)
既に3色のうち2色が売り切れているので、ご興味のある方はお早めにどうぞ。
ちゃんと精度が出て、しかも美しいドイツ風マネタス中華ムーブ(間違えました。恥ずかしい…)を
ご希望の方は、圧倒的にビーバレルの「シンプル北京」ことBB0038をオススメします。
梨地仕上げのBB0041もいいですよー。
【本日のおまけ】
青山霊園の桜です。桜吹雪が美しかったのですが、動画には映っていません(涙)

ブレゲの新作についてその2。

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「派手なブレゲ」ならこれかなぁ。

さて、再びバーゼルで発表されたブレゲの新作の話題です。
(前回ご紹介したモーブッサンの時計、やはり気になる人が多いみたいですね。
 これまでに無い多さで、検索キーワードが集中しています。)
今回ご紹介するのは、マリーンの新作。
アラームウオッチですね。12時位置の小窓でアラームのセット状態が判り、
10時位置にはアラーム用のパワーリザーブインジケーターが付いています。
ブレゲの始祖であるアブラアン・ルイ・ブレゲは、フランス海軍のマリン・クロノメーター
(航海用の精密時計。ジョン・ハリソンとか有名ですね)を作っていたそうで
その歴史への敬意を以って展開されているシリーズ、ということのようです。
フランス海軍航空隊の制式時計がベース、というアエロナバルのような背景よりは
若干抽象的なモチーフかな?と思わないでも無いのですが、それにしたってカッコいい。
ブレゲ針、ギョシェ、コインエッヂといったブレゲの文法を踏まえながら
昨今流行のスポーツ・ラグジュアリーのキラキラ感、良い意味での派手さがありますよね。
ウブロのビッグバンとかパネライの高いモデルより、こっちの方がワルくて好いような。
ブレゲならではの艶っぽさもありますし、仕上げの良さは期待できるでしょう。
TYPE XXIIをご紹介した時にもちょっと書いたのですが、
TYPE XXシリーズは、ラグジュアリー色を打ち出すには元々の方向性が違うように思います。
ですから、こちらはアエロナバルから続くアビエーション・ウォッチのストイックさを
楽しむラインとして、派手好きな方のためにはマリーンのラインを進化させる…という形で
いかがかな、と思うのです。
TYPE XXIIとマリーン。僕なら後者を選びたいですね。もちろん買えませんが(笑)
みなさんは、どちらがお好みですか?
このブログでもマリーンを詳しく紹介しています(英語です)
【余談】そういえば、B-Barrelぶー社長が随分前にブログで紹介されていた時計を
    Yahoo!ショッピングのポイントがあったからという理由だけで買っちゃいました。
    さて、どんな時計でしょう?(ズバリ当てても賞品はありません。笑)

久し振りに銀座へ。

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しかし凄まじい時計ですね。

さて、今日はちょいと気分がヘコむことが幾つかあったので
気晴らしに久し振りに銀座に行って来ました。
まず、5,000個の無料ダイヤモンド配布で騒動になったモーブッサンへ。
グラン・サンク(パリ五大宝石店)として名を馳せる名門ですが
最近は随分お求め安い価格のアイテムをリリースしているようです。
3月に発表された新作の時計「AMOUR, LE JOUR SE LEVE」なんて
白蝶貝(MOP)とダイヤモンドの文字盤・インデックスで63,000円ですよ。
SWISS MADEのクォーツ…ということなので、ETAかロンダのムーブメントでしょうか。
大変売れているようで、今買っても納品されるのは4月末だそうです。うーむ、凄い。
しかし、商品名が「愛よ、夜が明ける」っちゅうのは流石おフランスってとこでしょうか。
モノ自体は決して高級感はありませんが、日常使いの時計として気兼ねなく着けられそうです。
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普段の時計道楽の言い訳&贖罪にオススメ(笑)

ちなみにここまで書いて大変申し訳ありませんが、この時計はレディスです。
結構大きいので(36ミリ径位かな)、男性が着けられない訳ではないですが
サテンのベルト(Dバックル付き)はちょっと難しいかも。
夏くらいにはクロコとラバーのベルトも追加されるようです。
普段の時計道楽を奥様に睨まれている方は、これをプレゼントすることで贖罪するというのは
良い方法ではないかと思います。いかがでしょう?(笑)
で、その後やっぱりニコラス・G・ハイエックセンター3階のブレゲ・ブティックへ。
相変わらず素晴らしい時計と、僕には勿体無いほどの接客ですっかり良い気分。
ちなみに、昨年の三越ワールド・ウオッチ・フェアで話題となるも、商談が入り展示されなかった
ダブル・トゥールビヨンが飾ってありました。商談が成立しなかったとの由。
いま世界で現物を見られるのは数軒しかないそうなので、ご興味のある方は是非。
来月にはバーゼルで発表された新作の展示会があるそうなので、楽しみです。
先日エントリーした「TYPE XXII」も来るようですよ(なんと20振動だとか!わけわからん。)
ちなみにグラン・サンクでいうと、僕は最近ショパールのL.U.Cクラシック・マークIII
再び気になっています。実売40万円程度で、マニファクチュールで、美しいムーブって云うと
この辺かなぁ…なんて。(L.U.C Cal.3.96は、廉価版感はありますが…)

バーゼルの新作について。

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写真をクリックすると拡大します。

さて、三回連続のブレゲネタですよ。
バーゼルワールドが始まりまして、ぼちぼち速報が始まっていますね。
以前は読売新聞の速報サイトが一番見やすくて良かったのですが、今年は無い模様。
メディア不況の影響がこんなとこに…って感じでしょうか。
で、一昨日のエントリーでご紹介したブレゲの新作なのですが
僕が見ていたのはどうやら間違いなくマリーンだったようで
(ブレゲ針のスポーツモデルって時点で気付きますよね、普通…。スミマセン)
実際に「Type XXII」として噂になっているのは、上の写真のモデルです。
海外のサイトでも速報されていました。
未確認情報ではケース径が44ミリもあるらしく、写真を見るとラトラパンテ機能が
特徴のようですが…12時位置のレトログラードの小窓は何を表示しているのでしょう?
60まで数字が刻んであるので、60分計でしょうね。
9時位置に30分積算計で…3時位置が…これ、24時間表示用のインダイアルですね。
6時位置が12時間計。んん?GMT付きってこと? で、スモセコはなし?
センター針の赤い方が、秒針としても機能するんですかね…。
なんだか良くわかりません。メカのことはどっかの速報記事を待つことにします。
で、画像を見つめた上でのぶっちゃけた感想を言ってしまうと
エレガントじゃない…。
もともとType XX系は軍用時計の系譜なのに、XXIからスポーツ・ラグジュアリーの色彩が
強くなりすぎて、XXIIでその方向が行き過ぎてしまったような気がします。
クラシックのエレガンスと、Type XXのエレガンスは当然方向は違いますが、
アエロナバルのデザインには、古い航空時計としてのエレガンスがあると思うのですよ。
それがXXI以降、コンセプトのブレによってブレゲ流の色気が無くなってしまったように思います。
今更44ミリ径の時計を出す意味も判らないし、色遣いとかもなんか…ねぇ。
正直、ブレゲが毎年新作を出す必要はないんじゃないか、と個人的には思いますね。
まあ、新作が出れば購入意欲を喚起できるという企業的な意味合いがあるのでしょうが。
ちなみに、個人的には今年のバーゼルの当たりはグラスヒュッテ・オリジナル。
このページに紹介されているどの新作も、非常に素敵!
特に一番上の、パノのSSモデルにドキドキしちゃいます(←なんで? 笑)
そういえば、ジュネーブサロンのジャガー・ルクルトも魅力的でしたね。
デュオメトロのムーンフェイズが付いたのとか。
他のブランドもここから新作がチェックできるので、じっくり見てみたいと思います。
写真が大きくて、凄く綺麗ですよ!
【追記】グランドセイコー、海外デビューするんですね。うけるかなぁ?

星回りとブレゲの効能その2。

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そう言えば、バーゼルで発表された新作は「Type XXII」という噂が…。
でもこれってどっちかというとマリーンですよね?

さて、本日は早朝から護国寺へ。
ある著作権研究会の会合で発表があったのです。
久し振りにスーツなので、勿論時計はブレゲ・クラシック Ref.3210BB
おかげさまで発表も無事終了し、主宰者の方にお褒めの言葉を頂戴しました。
普段よりずっと早い時間に、それでもシャッキリとプレゼンできたのは
そう、ブレゲの効能です(しつこい 笑)
やはりブレゲは、人生にプラスの影響を及ぼすに違いありません。
さあ、ブレゲを着けている間にtoto買わにゃ…(今週キャリーオーバーが40億超えてます。)

風が強い日の独り言。

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本日の時計はジラール・ペルゴのアンティーク。
1930年代の2カウンタークロノです。文字盤はリダンですね…。

自分を取り巻く環境が厳しいのは、判っていたこと。
向かい風が厳しいのを知っていて、海に漕ぎ出したのは自分自身。
こんなところで負けるなんて有り得ない。
戦って、足掻いて、必死になって
いつか、この苦しみが報われるには
自分自身の努力が必要。
手を差し伸べてくれる人達のあたたかさには重々感謝しても、
依存し切っちゃ駄目!
甘えるな!
負けるな!
戦え!