スピードマスターを購入。

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その時計に何を期待するか、が分かれ目。

さて、先日のエントリーでちょっと書いた2010年最初の時計は
オメガのスピードマスター・オートマティック(Ref.3510.50)です。
先週末に手許に届き、既に3日間ほど使用しています。
意外にもスピマスを買ったのは今回が初めてです。デザインは昔から好きなんですけどね。
某巨大掲示板の当該スレッドを見ると、随分叩かれている(笑)オートマティック。
プロフェッショナル(Ref.3570.50)じゃないとスピマスじゃない!というのが論旨のようで…。
確かに「ムーンウオッチ」として名を馳せたスピマスなら、実際に宇宙に往ったプロフェッショナルの方が
正統である、という理屈は分かります。その方が「伝説」とか「歴史」を感じますもんね。
実は昨夏、グラスヒュッテを購入した時に最後まで競合したのが、50周年記念モデルの
Ref.311.33.42.50.01.001でした。(ワイキキのTourneauで5,500USDで見つけたのです。)
結局、同じ位の価格なら…とグラスヒュッテを選んだのですが
3570のラインだと、ちょっと食指が動かないのです。
レマニアのクロノムーブは既にアエロナバルで持っているし、裏スケじゃないと楽しめない。
また、手首周り18センチの僕の腕に乗せた時に、ちょっと大きいなと感じたんですね。
(グラスヒュッテは更に巨大ですが、デザインとの絡みでOK。)
それと…持っている人が凄く多い(笑)
で、ここが一番の決め手なのですが
3570は質感と現在の価格がマッチしていないような気がするのです。
同じ予算を出すならば、もっと質感の高い時計が沢山選べるな、と。
3510のブレスは…ですが(これには閉口しますね)、3570も然りでちょっと残念な感じ。
僕のように「時計は見た目!」な人には、余程好きじゃないとアピールしないと思うのです。
怒られることを承知で言えば、僕はスピマスの物語よりも見た目の方が大事です。
で、この3510.50はどうか。
大きさは39ミリ(竜頭除く)で、アエロナバルとほぼ同じ大きさ。僕の腕にはジャストサイズです。
ムーブは先日のエントリーでアイスストーンさんが書いて下さっているCal.3220。
ETAの289X系に、クロノモジュール(デュボア・デプラ2020とか2030とか諸説あり)を追加した、
所謂「2階建て」のムーブです。なので横から見ると竜頭とクロノのボタンが横一列になっていません。
3日間使用して、日差+6秒ほど。まあそんなもんでしょう、という感じです。
後継モデルの3539.50はサファイア風防ですが、こちらはプラスティック。ちょっと気を遣いそうですね。
文字盤は飽くまで個人的な好みですが、インダイアルが寄り目気味のプロフェッショナルより、
離れ気味のオートの方が相対的にバランスがいいような気がするのですが、いかがでしょう。
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腕に乗せるとこんな按配です。

毎日使う時計としては、非常に好い感じのスピマスオートですが
先にも書いた通り、ブレスの質感はあんまりです。とても定価20万円台の時計とは思えません。
シーマスター・アクアテラのブレスも、凄くいい!という感じではないので
オメガの比較的安いモデルは、共通してブレスの質感が足りないのかもしれません。
このブログに載せている、デイトモデルのブレスももうチョイな感じでしたし。。。
結論としては、3510も新品で10万円を切る位ならOK。という感じでしょうか。
正にアイスストーンさんのご意見が正鵠を射ているかと。
現在の相場は13万から16万くらいなので、ちょっと微妙かなぁ。
とは言え、カッコいいから大好きなんですけどね(笑)今回はちょっと辛目のレビューでした。
【参考サイト】※アイスストーンさん情報ご提供ありがとうございました!
 馬蹄倶楽部さんのスピマスオートの記事
【17:30追記】
そう云えば、夏に参加させて頂いたお仕事が、第6回NIKKEI NET広告賞を頂きました。
広告主のA社のYさん、この仕事にアサインして下さったN社のKさん、M社のTさん他の皆様
本当にありがとうございました。